「転職エージェントって、結局どこがいいの?」
PT・OT・STとして働いていると、一度はこの疑問にぶつかりますよね。ネットで検索しても「おすすめ10選!」みたいな記事ばかりで、正直どれを信じていいかわからない。僕自身、理学療法士として10年やってきて、何人もの同僚や後輩の転職を見てきました。うまくいった人もいれば、エージェント選びで失敗して後悔した人もいる。だからこそ、現場で見てきたリアルな話をもとに、本当に使えるエージェントだけを紹介します。
転職エージェント選びで失敗した同期の話から始めたい
僕の同期で、5年目のときに転職したTがいます。彼の話を聞くたびに「エージェント選びって本当に大事だな」と痛感するんです。
大手だからと安心した結果、希望と違う職場へ
Tは「大手なら間違いないでしょ」と、某有名転職サイトに登録しました。担当者は丁寧だったらしいんですが、リハビリ業界のことをあまり知らない人だったそうで。「急性期希望」と伝えたのに、紹介された求人の半分以上が老健や特養。「いや、急性期って言ったじゃん…」と思いながらも、「プロが言うならそうなのかな」と流されてしまったと。
結局、回復期の病院に入職したんですが、本人がやりたかった急性期とは全然違う。半年で「やっぱり無理」となって退職しました。
エージェント任せにした代償
Tの失敗、どこにあったと思いますか?
僕は「エージェント任せにしすぎた」ことだと思ってます。担当者の言うことを鵜呑みにして、自分で施設の情報を調べなかった。面接前に職場見学もしなかった。エージェントって便利なんですけど、あくまで「サポート役」なんですよね。最終的に働くのは自分だから、自分の目で確かめないといけない。
…とはいえ、この話には続きがあって。Tは2回目の転職では専門エージェントを使って、今は急性期の病院でバリバリ働いてます。失敗から学んだってやつです。
PT・OT・ST向け転職エージェントおすすめ5選【2026年版】
前置きが長くなりました。ここからは、僕や周囲が実際に使って「これは良かった」と思えるエージェントを5つ紹介します。正直、完璧なエージェントなんて存在しません。それぞれの強みと弱みを把握して、自分に合うところを選んでください。
レバウェルリハビリ|リハビリ職専門で求人の質が高い
リハビリ職に特化したエージェントで、僕が一番推してるのがここ。理由はシンプルで、「求人の質」が高いから。
ここだけの話ですが、転職エージェントの求人って、実は「数」と「質」が比例しないんです。求人数が多くても、ブラックな職場が混じってたら意味がない。レバウェルリハビリは求人を厳選してる印象があって、実際に紹介された職場で「聞いてた話と違う」というケースが少ないと、複数の後輩から聞いてます。
- メリット:担当者がリハビリ業界に詳しい、求人の質が高い、LINE対応が便利
- デメリット:求人数は最大手より少なめ、地域によっては求人が限られる
初めての転職で不安な人には特におすすめです。レバウェルリハビリは無料登録で相談できるので、まずは話を聞いてみるだけでも価値があると思います。
PTOTSTワーカー|求人数が圧倒的に多い
「とにかく選択肢を増やしたい」という人向け。求人数は業界トップクラスで、都市部から地方まで幅広くカバーしてます。
僕の後輩で、年収400万円から450万円にアップした子がいるんですけど、彼女はPTOTSTワーカーで見つけた求人に決めました。「他のエージェントにはなかった求人だった」と言ってましたね。
- メリット:求人数が多い、地方求人も豊富、スピード感がある
- デメリット:担当者の当たり外れがある、連絡が多いと感じる人も
マイナビコメディカル|大手の安心感と丁寧なサポート
マイナビという大手が運営してる安心感。履歴書の添削や面接対策が丁寧で、転職活動の進め方から教えてほしい人には合ってます。
ただ、僕の感覚だと、リハビリ専門エージェントと比べると「業界の細かい事情」への理解はやや薄い印象。「急性期と回復期の違い」とか「このエリアの相場」みたいな話は、専門エージェントのほうが詳しいです。
- メリット:サポートが手厚い、大手の信頼性、求人数も多い
- デメリット:リハビリ業界の専門知識はやや弱め
PTOT人材バンク|地方求人にも強い
地方在住の人にとって、求人があるかどうかは死活問題ですよね。PTOT人材バンクは、都市部以外の求人にも力を入れてる印象があります。
僕は熊本在住なんですけど、このエージェントは九州エリアの求人もそこそこ持ってました。他のエージェントで「熊本は求人少ないですね…」と言われた経験があるので、これは結構ありがたい。
- メリット:地方求人に強い、対応が早い
- デメリット:担当者によって対応に差がある
リハビリのお仕事|非公開求人が豊富
非公開求人を多く持っているのが特徴。非公開求人って何かというと、一般には公開されていない「条件の良い求人」のこと。人気のある職場は、求人を公開するとすぐに応募が殺到するので、エージェント経由でしか出さないケースがあるんです。
- メリット:非公開求人が多い、好条件の案件に出会える可能性
- デメリット:知名度がやや低い、求人数は最大手より少なめ
熊本で転職活動して気づいた「地方民の現実」
正直に言うと、僕も20代の頃は「給料安いけど、やりがいあるし…」って自分を納得させてました。でも結婚を考えたとき、それじゃダメだと気づいたんです。そこから本気で転職を考え始めました。
都市部向けエージェントの限界
熊本で転職活動してみて、痛感したことがあります。都市部向けのエージェントは、地方民には使いにくい。
あるエージェントに登録したとき、「熊本にも求人ありますよ!」と言われて期待したんです。でも、紹介されたのは車で1時間半かかる場所の施設。しかも給料は現職より下。「いや、それ通勤だけで体力持ってかれるじゃん…」と。
担当者は悪気があったわけじゃないと思います。ただ、地方の「車で30分圏内じゃないと現実的じゃない」みたいな感覚がわからないんですよね。
地方で使えるエージェントの見極め方
地方在住の人がエージェントを選ぶとき、チェックしてほしいポイントがあります。
- 自分の県の求人が何件あるか(登録前に確認できることが多い)
- 担当者がその地域の相場や事情を知っているか
- オンライン面談に対応しているか(地方は対面面談が難しいことも)
僕の経験上、リハビリ専門のエージェントのほうが地方事情に詳しいことが多いです。総合型の大手は、やっぱり都市部の求人がメインになりがち。
転職エージェントで年収50万円アップした後輩の使い方
ここで、エージェントを使って年収アップに成功した後輩Aの話をさせてください。彼のやり方は、転職を考えてる人の参考になると思います。
複数登録して比較した結果
後輩Aは最初から「3社に登録する」と決めてました。理由を聞いたら「1社だけだと比較できないし、担当者と合わなかったときのリスクヘッジ」と。
実際、彼は3社に登録して、それぞれから求人を紹介されました。面白いことに、同じ職場でも提示された条件が微妙に違ったそうです。A社では年収380万円、B社では年収400万円、みたいな。これ、担当者の交渉力の差なんですよね。
担当者への要望の伝え方
後輩Aがやっていたのは、最初の面談で「希望条件を明確に伝える」こと。
「年収は最低でも380万円以上」「通勤は車で30分以内」「残業は月10時間以内」みたいに、具体的な数字で伝えてました。あいまいな言い方(「できれば年収アップしたい」とか)だと、エージェント側も提案しにくいんですよね。
あと、「連絡はLINEでお願いします」「電話は19時以降にしてください」みたいな要望も最初に伝えてました。これ、遠慮する人も多いんですけど、言ったほうがお互いストレスがなくなります。
内定後の条件交渉で差がついた
後輩Aの年収が50万円アップしたのは、実は内定後の交渉があったから。
内定が出た段階で、エージェントの担当者が「給与交渉してみましょうか」と提案してくれたそうです。結果、最初の提示より年収が20万円上がった。これ、自分で直接交渉するのは難しいですよね。エージェントを使う大きなメリットのひとつです。
ちなみに、すべてのエージェントが積極的に交渉してくれるわけじゃないです。だから複数登録して、対応の良いエージェントを見極めることが大事。
結局どのエージェントを選べばいいのか【タイプ別まとめ】
ここまで読んで「結局どれがいいの?」と思ってる人もいますよね。タイプ別に整理したので、自分に当てはまるところを見てください。
初めての転職なら
転職活動自体が初めてで、何から始めていいかわからない人。この場合は、サポートが丁寧なエージェントを選ぶべきです。
僕のおすすめはレバウェルリハビリ。リハビリ職専門だから業界の事情に詳しいし、履歴書の添削や面接対策もしっかりやってくれます。登録は3分で完了するので、まずは無料相談から始めてみてください。
年収アップが最優先なら
「とにかく給料を上げたい」が最優先の人は、複数エージェントに登録して比較するのがベスト。
レバウェルリハビリとPTOTSTワーカーの2社登録がおすすめです。求人の質と量、両方カバーできます。それぞれから求人を紹介してもらって、条件を比較してください。担当者に「年収アップが最優先」と明確に伝えることも忘れずに。
地方在住なら
地方在住の人は、まず「自分のエリアに求人があるか」を確認することが大事。
PTOT人材バンクかレバウェルリハビリが、地方求人を比較的多く持ってます。登録前に、公式サイトで自分の県の求人数をチェックしてみてください。求人が少なすぎる場合は、複数登録して選択肢を広げるしかないです。
あまり知られていませんが、ハローワークの求人も併用するのは全然アリです。エージェントにない地元の求人が見つかることもあります。
よくある質問
転職エージェントは本当に無料で使えますか?
完全無料で使えます。転職エージェントは、採用が決まったときに企業側から成功報酬を受け取る仕組み。だから求職者がお金を払う必要はありません。登録から内定まで、一切費用はかからないので安心してください。
転職エージェントに登録したら必ず転職しないといけない?
いいえ、転職しなくても問題ありません。「今すぐ転職する気はないけど、情報収集だけしたい」という使い方も多いです。実際に僕の周りでも、登録だけして様子見してる人はたくさんいます。転職しないと決めた場合は、早めに担当者に連絡すればトラブルにはなりません。
PT・OT・ST専門と総合型どちらがいい?
リハビリ職なら専門型をおすすめします。理由は、担当者が業界の事情をよく知っているから。「急性期と回復期の違い」「訪問リハビリの実情」「このエリアの給与相場」みたいな細かい話が通じるのは大きいです。総合型だと、どうしてもリハビリ業界への理解が浅くなりがち。
転職エージェントは何社登録すべき?
2〜3社が目安です。1社だけだと比較ができないし、担当者と相性が合わなかったときに困ります。ただ、4社以上になると連絡対応が大変になって、本業に支障が出ることも。まずは2社に登録して、様子を見ながら増やすのがいいですね。
エージェントからの連絡がしつこい場合は?
連絡頻度の希望を直接伝えてください。「週1回程度の連絡でお願いします」「電話ではなくLINEでお願いします」など、具体的に言えば対応してもらえます。それでも改善しない場合は、担当者の変更を依頼するか、そのエージェントの利用をやめることも選択肢です。
まとめ
転職エージェント選びで大事なのは、「自分に合うところを見つける」こと。大手だから良い、求人が多いから良い、というわけじゃないです。まずは2〜3社に登録して、担当者との相性や紹介される求人の質を比較してみてください。行動しないと、何も変わりません。
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この記事を書いた人
富永康太(元理学療法士)
臨床経験10年以上。現在はDOPグループ代表として、リハビリ職の転職・キャリア支援に携わる。「給料が安い」「転職が不安」——そんなPT・OT・STの悩みに、現場を知る人間として本音でお答えします。
