「PTの給料って、これが普通なの?」あなたも感じている年収への不安
毎月の給料明細を見るたび、「これで本当に大丈夫なの?」って思いませんか?
僕のところには毎月、全国のPTやOTの方から相談メールが届くんです。内容はほぼ同じ。「富永さん、この年収って普通なんですか?」って。
気持ち、すごくわかります。
大学で4年間(専門学校でも3年)勉強して、国家試験に合格して、やっと手にした理学療法士という資格。でも蓋を開けてみると、同世代の友人たちと比べて明らかに収入が低い。
「あれ?俺、何か間違えた?」
そんな疑問を抱くのは、あなただけじゃありません。
僕も新人時代に感じた「これで生活できるの?」という現実
正直に言うと、僕も新人時代はめちゃくちゃ不安でした。手取り18万円で家賃7万円のアパートに住んで、食費を削る日々。
同期の友人が営業で年収400万円を超えてる話を聞いた時は、「マジかよ…」って思いましたね(笑)。
でも一番キツかったのは、将来への不安です。「このまま10年働いても、年収500万円いくのかな?」って。結婚も考えてたし、子どもも欲しかった。けど、この給料でやっていけるのか本気で悩んでました。
去年、うちの協会の講座に来てくれたOTさんが「年収360万で10年やってきたけど、もう限界です」って言ってて。聞いてて胸が痛かった。
10年働いても年収360万円。これが現実なんです。
あなたも同じような不安を感じてるんじゃないですか?周りの友人が昇進して年収が上がっていく中、自分だけ取り残されてる感覚。
「理学療法士って、やりがいはあるけど…」
そんな複雑な気持ち、僕も経験したからよくわかります。でも大丈夫。この記事を読み終わる頃には、年収アップへの具体的な道筋が見えてきますから。
理学療法士の年収中央値は◯万円!最新データで見る給料の現実
年収中央値と平均年収、どちらを見るべき?
まず結論から言いますね。理学療法士の年収中央値は約380万円です(2023年厚生労働省賃金構造基本統計調査より)。
「えっ、平均年収は410万円って聞いたけど?」
そう思ったあなた、鋭いです。実はここに大きな落とし穴があるんです。
平均年収って、一部の高収入者に引っ張られて高く出るんですよね。例えば100人のPTがいて、99人が350万円、1人だけが1500万円だったとします。平均は約361万円になるけど、実際は99%の人が350万円。
でも中央値なら?ちょうど真ん中の人の年収だから、リアルな実態がわかります。
僕が新人の頃、「PTの平均年収は400万円超え!」って聞いて期待したんですが、実際の同期の給料を聞くと…(笑)。現実は厳しかった。
理学療法士の年収分布グラフで見る実態
厚労省のデータを詳しく見ると、こんな分布になってます:
- 300万円未満:約25%
- 300〜400万円:約45%
- 400〜500万円:約20%
- 500万円以上:約10%
つまり、約70%のPTが400万円以下ってことです。
これ、マジでリアルな数字だと思いません?僕の周りでも、7割くらいの人がこの範囲に入ってます。
他職種と比べてみましょう。看護師の年収中央値は約450万円、薬剤師は約520万円。同じ医療職でも結構差があるんですよね。
でもここで落ち込まないでください。
実はPTの年収って、働き方次第でかなり変わります。訪問リハで月40万円稼ぐ人もいれば、管理職で年収600万円の人も。要は、どこで何をするかが重要なんです。
僕自身も病院勤務時代は年収350万円でしたが、転職と副業で今は倍以上になってます。データは現実を知るためのもの。ここからどう動くかが大切ですよね。
経験年数別!理学療法士の年収中央値はこう変わる
1年目〜3年目:新人PTの年収中央値
新人理学療法士の年収中央値、これが一番気になりますよね?
1年目の年収中央値は約280万円。手取りだと月18万円前後になります。「え、そんなに少ないの?」って思った人、それが現実なんです。
2年目で約300万円、3年目で約320万円。年間20万円ずつの昇給って感じですね。でも地域差がめちゃくちゃ大きい。東京だと3年目で350万円超える人もいれば、地方だと3年目でも280万円のまま…なんてことも。
僕が新人の頃(10年以上前ですが)も似たような感じでした。同期と給料の話をするのが怖かった記憶があります(笑)。病院によって基本給が5万円も違ったりするんですよね。
4年目〜10年目:中堅PTの年収中央値
4年目からが勝負の分かれ目。
4〜6年目の年収中央値は約350〜380万円。ここで転職する人が多いのも納得です。「このまま昇給20万円/年だと、10年目でも400万円いかないじゃん」って気づくから。
7〜10年目になると約400〜450万円が中央値。でも注意したいのは、ここで年収の伸びが鈍化すること。10年目で450万円の人が、15年目で500万円になるかっていうと…正直微妙です。
この時期の年収アップのポイントは転職。同じ経験年数でも職場を変えるだけで50〜100万円アップする人、僕の周りにもたくさんいます。特に訪問リハビリや老健に転職した同期は、みんな年収アップしてますね。
11年目以上:ベテランPTの年収上限
ベテランPTの現実、これが一番シビアかも。
11〜15年目の年収中央値は約480万円。「あれ?思ったより上がってない…」そう感じませんか?実は理学療法士の年収って、10年目以降はほとんど横ばいなんです。
20年目のベテランでも年収500〜550万円が上限。管理職になれば600万円超える人もいますが、管理職のポストって限られてますからね。
だからこそ僕は途中で方向転換しました。病院で20年働いても年収500万円が限界なら、違う道を探そうって。今思えば、あの判断は正解でした。年収だけじゃなく、働き方の自由度も全然違う。
ベテランになっても年収アップを狙うなら、訪問リハビリの管理者や独立開業、または僕みたいに情報発信で収入源を増やすのが現実的ですね。
地域別・職場別で見る理学療法士の年収中央値格差
東京・大阪・名古屋の年収中央値は本当に高い?
「東京なら年収高いでしょ?」って思いますよね。でも実際のデータを見ると、ちょっと複雑なんです。
理学療法士の年収中央値を都道府県別で見ると:
- 東京都:約385万円
- 大阪府:約370万円
- 愛知県:約375万円
確かに全国平均(約365万円)より高いけど、家賃や物価を考えると「めちゃくちゃ稼げる!」って感じでもないですよね。
僕の知り合いで東京の病院で働いてるPTがいるんですが、「年収400万円だけど家賃12万円だから、地元にいた時と生活レベル変わらない」って言ってました。
地方でも稼げる!意外な高年収エリア
実は地方にも高年収エリアがあるんです。特に注目なのが:
- 静岡県:約390万円
- 茨城県:約380万円
- 群馬県:約375万円
なぜかというと、これらの地域は人手不足が深刻で、病院やクリニックが条件を良くして人材確保してるから。
特に静岡は高齢化が進んでて、リハビリ需要がめちゃくちゃ高い。だから年収400万円超えの求人もザラにあります。しかも物価は東京より断然安いから、実質的な生活水準は上がるんですよね。
職場別年収中央値:どこが一番稼げる?
職場によっても年収中央値は全然違います。
病院勤務:約360万円
安定してるけど、昇給幅は限定的。でも福利厚生がしっかりしてるのが魅力ですね。
クリニック:約340万円
意外と低め。ただし残業が少なく、プライベート重視の人には人気。
介護施設:約350万円
施設によってバラつきが大きい。特養だと低めだけど、有料老人ホームなら年収400万円超えも。
訪問リハビリ:約420万円
これが一番稼げる。僕も以前訪問やってましたが、件数をこなせば月収35万円も普通でした。
訪問は歩合制が多いから、やる気次第で年収500万円以上も狙える。ただし車の運転や天候に左右されるデメリットもありますけどね。
あなたの今の年収と比べてどうですか?もし平均以下なら、転職を検討してみる価値はありそうです。
「年収中央値以下だった…」そんなあなたでも年収アップできる方法
でも、年収中央値以下だったからって諦める必要はないんです。
実際に僕の周りでも、年収をグッと上げた理学療法士はたくさんいます。その方法を実例付きでお話ししますね。
転職で年収100万円アップした同期の話
僕の同期の話なんですけど、この人がすごいんです。
回復期病院で年収320万円だったのが、訪問リハビリに転職して420万円になりました。なんと年収100万円アップ(笑)
「えー、そんなにうまくいくの?」って思うかもしれませんが、これマジな話です。訪問リハビリって、実は理学療法士の転職先として狙い目なんですよね。
ただし。訪問は体力的にきついし、一人で判断する場面も多い。でも年収を上げたいなら、選択肢として考えてみる価値はありますよ。
副業で月5万円稼ぐPTの実例
次は副業の話。
僕の知り合いのPTは、土日に整体院でアルバイトして月5万円稼いでます。年間で60万円のプラスですからね。これだけで年収がかなり変わってきます。
他にも:
- オンラインでリハビリ指導(月3万円程度)
- 健康系のライティング(月2〜4万円)
- スポーツジムでのパーソナルトレーナー(時給2000円〜)
ただ、副業って本業に支障が出ちゃダメですよね。体調管理は本当に大事。
認定理学療法士で年収は上がるのか?
これ、よく聞かれるんですけど…正直に言います。
認定理学療法士を取っても、すぐに年収が上がる職場は少ないんです。僕も取得しましたが、月1万円の資格手当がついただけ(苦笑)
でも!長期的に見ると意味があります。
転職の時に「認定持ってます」って言えると、面接官の反応が全然違うんですよね。特に急性期病院や、教育に力を入れている施設では評価されやすいです。
あなたは今の年収に満足してますか?もし「もっと上げたい」と思うなら、まずは転職市場を調べてみることから始めましょう。意外と条件の良い求人があるかもしれませんよ。
年収中央値を超える理学療法士の共通点とは?
でも実際のところ、年収中央値を超えているPTって何が違うんでしょうか?
僕が10年以上見てきた中で、高年収を実現している理学療法士には明確な共通点があるんです。「運が良かった」なんて話じゃありません。ちゃんと戦略があります。
年収500万円超えのPTがやっている3つのこと
これ、マジで大事なポイントです。
- 専門性を極めている
脳卒中、整形、呼吸器など、特定分野で「この人に聞けば間違いない」レベルまで突き抜けてる。僕の知り合いで年収600万円のPTは、脳卒中リハの認定資格を3つ取得してました - 管理職やチームリーダーの経験を積んでいる
現場だけじゃなく、人をまとめる経験がある。これが転職時の大きな武器になるんです。「主任やってました」だけで年収50万円変わることもあります - 転職を戦略的に活用している
同じ職場に10年いるより、3〜5年で計画的に転職している人の方が年収高い傾向があります。経験の幅も広がるし、交渉力もつく
あと、これ意外かもしれませんが、高年収PTって「勉強会の講師」や「執筆活動」もやってることが多いんですよね。副収入もあるし、業界での認知度も上がる。
転職回数と年収の関係性
「転職回数が多いとマイナス」って思ってませんか?
実は逆なんです(笑)
リハコンパスの転職成功データを見ると、転職経験2〜3回の人が一番年収アップしてます。理由は簡単で、転職のたびに「前職より良い条件」を狙えるから。
でも注意点もあって、転職間隔が短すぎるのはNG。最低でも3年は同じ職場にいた方がいいですね。それ未満だと「すぐ辞める人」って思われちゃいます。
僕が見てきた成功パターンは:
新卒→3年(基礎固め)→転職→4年(専門性構築)→転職→管理職(年収大幅アップ)
このパターンで年収400万円台から600万円台まで上げた人を何人も知ってます。
だって、同じスキルでも職場が変われば評価も変わりますからね。あなたの価値を正当に評価してくれる職場を見つけることが、年収アップの一番の近道かもしれません。
理学療法士の年収アップを実現する転職エージェント活用法
僕が実際に使って良かった転職エージェント3選
転職エージェントって、正直「どれも同じでしょ?」って思ってました。でも実際に使ってみると、全然違うんですよね。
僕が10年以上の臨床経験で転職を3回経験して、本当に使って良かったエージェントを紹介しますね。
PT・OT・ST WORKER
リハビリ職専門だから、病院の内情まで詳しく知ってる。「この病院、残業多いですよ」とか「ここは年収交渉しやすい」とか、現場の声を教えてくれるんです。僕も実際にここで年収50万アップできました。
マイナビコメディカル
大手だけあって求人数がハンパない。特に都市部の高年収求人が豊富で、非公開求人も多いです。担当者の対応も丁寧でした。
メドフィット
地方の求人に強い印象。僕の後輩が地元に戻る時に使って、想像以上の条件で転職できてました(笑)
年収交渉で失敗しないための準備
ここからが重要。年収交渉って、実はコツがあるんです。
まず、自分の市場価値を客観的に把握すること。「経験年数◯年、専門分野は◯◯、これまでの実績は…」って具体的に言えますか?
僕が失敗した経験談も話しますね。最初の転職で「給料上げてください」って漠然と言ったら、「根拠は?」って聞かれて答えられなかったんです。そりゃそうですよね。
だから今度は準備しました。同じ経験年数の相場を調べて、自分のスキルを整理して、なぜその年収が妥当なのか説明できるようにしたんです。
- 同業他社の年収相場データを用意
- 自分の専門スキル・資格を整理
- 過去の実績を数字で表現
- 「なぜこの職場を選んだか」の理由も準備
転職エージェントを使うメリットは、この年収交渉を代行してくれること。あなたが直接言いにくいことも、プロが適切なタイミングで交渉してくれるんです。
特に「今の年収より下がるのは厳しい」とか「家族がいるので最低◯万円は必要」とか、正直に相談してみてください。意外と融通きかせてくれる職場、多いですから。
ただし注意点もあります。年収だけで決めちゃダメ。労働環境や成長できる環境かどうかも重要ですからね。
まとめ:理学療法士の年収中央値を知って、次のアクションを起こそう
ここまで理学療法士の年収中央値について詳しく見てきましたが、どうでしたか?
改めて整理すると、理学療法士の年収中央値は約406万円。これが現実なんです。全体の50%の人がこの金額以下で働いているってこと。
「思ったより低いな…」って感じた人も多いはず。
でもね、ここで大切なのは現状を嘆くことじゃありません。この数字を知った今、あなたがどう行動するかです。
僕が10年以上この業界にいて思うのは、年収に満足できずに愚痴ばかり言ってる人と、実際に行動を起こす人の差は本当に大きい。同じPTでも年収500万円以上稼ぐ人はたくさんいますからね。
もしあなたが今の年収に満足できないなら、まずは自分の市場価値を正確に把握することから始めてください。案外、思ってるより高く評価してくれる職場があるかもしれません。
今すぐできる年収アップの第一歩
「でも、何から始めればいいの?」って思いますよね。
実は答えはシンプル。転職市場でのあなたの価値を調べることです。転職するしないは別として、まずは情報収集。
具体的には:
- 転職サイトで同じ経験年数のPTの求人をチェック
- 転職エージェントに相談して市場価値を聞く
- 実際に面接を受けてみる(練習にもなります)
僕も実際にやったことがあるんですが、転職エージェントに相談するだけでも目から鱗でした。「えっ、こんなに貰える職場があるの?」って。
特に経験年数3年以上の人なら、今より年収50万円以上アップできる可能性は十分あります。僕の知り合いでも、転職で年収が100万円上がったPTが何人もいますからね。
ただ、焦りは禁物。年収だけじゃなく、働きやすさや成長環境も含めて総合的に判断してください。
まずは情報収集から。一歩踏み出すことで、きっと新しい可能性が見えてきますよ。あなたの理学療法士人生、まだまだこれからです!
この記事を書いた人
富永康太(元理学療法士)
臨床経験10年以上。現在はDOPグループ代表として、リハビリ職の転職・キャリア支援に携わる。「給料が安い」「転職が不安」——そんなPT・OT・STの悩みに、現場を知る人間として本音でお答えします。