理学療法士20代の年収、正直きつくないですか?
理学療法士になって数年。毎月の給料明細を見るたびに「あれ?これで本当に大丈夫?」って思いませんか?
僕も20代前半の頃、同じように悩んでました。大学時代の友人が商社や銀行でバリバリ働いて、SNSで海外旅行の写真をアップしてるのを見て、正直羨ましかったです(笑)
でも大丈夫。あなただけじゃないんです。
僕も20代の頃は手取り16万で絶望してました
21歳でPT資格を取って、最初の整形外科クリニックに就職した時の話をします。
基本給18万円、各種手当込みで総支給22万円。社会保険や税金を引かれて、手取りはなんと16万2千円でした。これ、マジで衝撃的でしたね。
一人暮らしのアパート代が5万5千円、光熱費や携帯代を払ったら、もうカツカツ。外食なんてほとんどできませんでした。コンビニ弁当すら贅沢品って感じで。
「理学療法士って国家資格なのに、なんでこんなに安いの?」って、毎日のように思ってました。患者さんからは「先生」って呼ばれるけど、給料は新卒のコンビニ店員さんと変わらないんじゃないかって。
25歳になっても手取り18万円程度。昇給なんて年に3千円とかそんなレベルです。
「やりがい」だけじゃ生活できない現実
周りの先輩PTたちは「やりがいがあるから」「患者さんが喜んでくれるから」って言うけど、正直それだけじゃ厳しいですよね?
大学時代の同期と久しぶりに会った時の話。一般企業に就職した友人は、入社3年目で年収400万円超え。僕はその時まだ280万円くらいでした。差額120万円って、月10万円も違うんです。
「富永くんも頑張ってるよね〜」なんて言われたけど、内心は複雑でした。頑張ってるのは確かだけど、それが給料に反映されないもどかしさ。
結婚とか将来のことを考えると、本当に不安になりますよね。奨学金の返済もあるし、親にも心配かけたくないし。
でもね、ここからが大事なんです。僕は29歳の時に思い切って転職して、その後起業もしました。20代で諦める必要なんて全然ないんですよ。
【データで見る】理学療法士20代の年収実態
20代前半(22〜25歳)の平均年収
まず、現実を見てみましょう。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、理学療法士20代前半の平均年収は約320万円。これ、正直厳しいですよね?
僕が新卒で整形外科クリニックに入った時の年収も、まさにこの数字でした。手取りにすると月20万円くらい。家賃6万円のアパートに住んで、車のローンもあって…。正直、全然余裕なかったです(笑)
でも地域差がすごくて。東京や大阪だと350万円くらいいくけど、地方だと280万円台も珍しくない。僕の地元熊本も、当時は本当に低かった。
20代後半(26〜29歳)の年収レンジ
20代後半になると、平均年収は約380万円まで上がります。
これでも他職種と比べると…
- 同年代の看護師:約420万円
- 同年代の薬剤師:約480万円
- 同年代の一般大卒:約400万円
うーん、やっぱり低いんですよね。僕も28歳の時、年収380万円で頭打ちを感じてました。「このままじゃヤバい」って本気で思ったのを覚えてます。
ただ、経験年数5年以上になると、主任や係長クラスになれる人も出てくる。そうすると年収450万円くらいまでは狙えるんです。
施設形態別の年収格差がエグい件
これ、マジで知っておいてほしいんですが、施設によって年収格差がヤバいです。
20代後半の施設別平均年収:
- 総合病院:約420万円
- 回復期病院:約390万円
- 整形外科クリニック:約360万円
- 訪問リハビリ:約380万円(パート換算)
- 介護老人保健施設:約350万円
僕がクリニックにいた頃、知人の総合病院勤務PTは年収60万円も高かった。同じ仕事してるのに、この差って何なんでしょうね?
特に都市部の大手病院は、基本給も高いし賞与も4〜5ヶ月分出る。一方で小さなクリニックだと賞与1〜2ヶ月分なんてザラ。
だから20代のうちに「どこで働くか」を真剣に考えないと、30代になってから後悔することになるんです。僕も実際そうでしたから。
なぜ理学療法士の年収は上がりにくいのか?
でも、そもそもなんでPTの年収ってこんなに上がりにくいんでしょうか?
実は構造的な問題があるんです。これを知らないと、どんなに頑張っても年収アップは難しい。
診療報酬に縛られる給料システム
一番大きいのが、診療報酬制度の存在です。
PTが1回リハビリをしても、病院がもらえるお金は決まってる。個別リハなら1単位(20分)で約245点(約2450円)。これ、何年経験を積んでも変わらないんですよ。
だから病院側からすると「新卒でも10年目でも売上は同じ」って考えになっちゃう。これが年収が上がりにくい最大の理由なんです。
僕がクリニックで働いてた時も、5年目になっても「君の単価は変わらないからね」って院長に言われたことがあります(笑)
PT養成校激増で起きた供給過多
次に深刻なのが、PTの数が増えすぎてること。
2000年頃から養成校がバンバン新設されて、毎年1万人以上のPTが誕生してる。でも求人数はそんなに増えてない。完全に供給過多なんです。
去年、うちの協会の講座に来てくれたOTさんが「年収360万で10年やってきたけど、もう限界です」って言ってて。聞いてて胸が痛かった。
人手不足って言われてるけど、実際は「安く雇える人材」が欲しいだけ。経験豊富なPTの高待遇求人は本当に少ないんです。
管理職ポストが圧倒的に少ない問題
そして決定的なのが、昇進ポストの少なさ。
一般企業なら主任、係長、課長って段階的に上がっていけるけど、PTの場合は主任止まりってところが多い。リハビリ科長なんて、病院に1人いればいい方です。
僕の知り合いで15年目のPTがいるんですけど、いまだに主任にもなれてない。「ポストが空かないから仕方ない」って諦めてました。
つまり、どんなに優秀でも「上に上がる椅子」が物理的に存在しないってこと。これじゃあ年収アップは望めませんよね?
でも、この現実を知ってるからこそ、戦略的に動けば他のPTと差をつけることができるんです。
年収が低いとメンタルと体調に与える科学的影響
お金の不安が自律神経に与える影響
年収が低いと、体に思った以上のダメージが蓄積されるんです。
僕も20代の頃、手取り17万円で生活してた時期があって。毎月の支払いを計算しながら「今月も赤字かも」って思うたびに、胸がギュッと締め付けられる感覚がありました。
これ、実は科学的に説明できるんですよね。経済的なストレスを感じると、副腎からコルチゾールっていうストレスホルモンがドバドバ分泌されるんです。
コルチゾールが慢性的に高い状態が続くと、交感神経が優位になりっぱなし。結果的に血圧上昇、心拍数増加、消化機能の低下が起こります。
当時の僕、よく胃が痛くなってたんですけど、今思えば完全にこれでした(笑)
低収入がセロトニン分泌を阻害する理由
さらにヤバいのが、お金の不安が続くとセロトニンの分泌が減っちゃうこと。
セロトニンって「幸せホルモン」とも呼ばれてて、これが不足すると意欲低下、集中力の低下、うつ症状が出やすくなるんです。知人のPTで「最近やる気が出ない」って相談してきた人がいたんですけど、話を聞いてみると年収240万円で一人暮らし。
これじゃあ、やる気なんて出るわけないですよね?
脳科学的に見ても、経済的な安定は精神的な安定に直結してるんです。逆に言えば、年収を上げることで脳内環境も改善できるってこと。
栄養状態にも影響する年収格差
低収入の影響は睡眠にも現れます。
お金の心配があると、夜中に目が覚めちゃうんですよね。僕も「来月の家賃、大丈夫かな」とか考え始めると、朝まで眠れない日が何度もありました。
睡眠の質が下がると、成長ホルモンの分泌が減って疲労回復が遅れる。そうすると仕事のパフォーマンスも下がって、さらに年収アップから遠ざかるという悪循環に。
それに、年収が低いと食費を削りがちになって、栄養バランスが崩れやすいんです。タンパク質やビタミンB群が不足すると、セロトニンの材料であるトリプトファンも不足しちゃう。
だから年収アップって、単純にお金の問題じゃないんです。健康面、メンタル面、すべてに関わってくる。
でも逆に言えば、年収を戦略的に上げることができれば、体調もメンタルも一気に改善できるってことなんですよね。
20代理学療法士が年収アップする5つの戦略
そこで、僕がこれまで見てきた成功事例と自分の経験をもとに、20代PTが現実的に年収を上げる5つの戦略をお話しします。どれも「机上の空論」じゃなくて、実際に結果を出してる方法ばかりです。
戦略①:高年収施設への転職
これ、マジで効果絶大です。僕の元同僚は整形外科クリニックから回復期病院に転職して、いきなり年収が70万円アップしました。
狙い目は以下の施設です:
- 回復期病院(年収400〜500万円台)
- 訪問看護ステーション(450〜550万円)
- 総合病院(400〜480万円)
- 精神科病院(意外と高年収)
ただし転職は情報戦。求人票に書いてない「実際の残業時間」や「昇給の実態」を知らないと失敗するんですよね。
戦略②:副業で月5万円プラス
20代のうちから副業習慣をつけるのは超重要。僕も29歳から副業を始めて、最初は月3万円からでしたが、年間36万円の差は大きかったです。
PT向けの副業例:
- 訪問リハビリの時間外勤務
- デイサービスの機能訓練指導員
- オンライン相談・指導
- リハビリ関連のライティング
でも注意点もあります。就業規則で副業禁止の職場もあるし、確定申告も必要になってきます。
戦略③:専門資格で差別化
認定理学療法士や専門理学療法士を取得すると、昇給や転職で有利になります。僕の後輩は呼吸器の専門資格を取って、転職時に基本給が3万円アップしてました。
特に狙い目なのは「運動器」「脳卒中」「心大血管」あたり。需要が高くて、どこの病院でも重宝されるんです。
戦略④:20代での管理職昇進
これは正直、ちょっと運も必要です(笑)。でも小規模なクリニックや新規施設なら、20代後半でリーダーや主任になれる可能性があります。
管理職になると基本給が5〜10万円上がることも。僕の知人は28歳で訪問リハビリの管理者になって、年収が一気に100万円アップしました。
戦略⑤:訪問リハビリで年収500万超え
これは僕が実際に体験した方法です。訪問リハビリって、件数に応じたインセンティブがつく職場が多いんですよね。
効率よく回れるようになれば、20代でも年収500万円は十分狙えます。僕がパート時代に知り合った20代後半のPTは、年収520万円もらってました。
ただし体力勝負な面もあるし、車の運転が苦手だときついかも。それでも「給料の天井が見えない」のは大きなメリットですよね。
どの戦略を選ぶにしても、まずは情報収集から始めることが大切です。あなたの現状と目標に合わせて、戦略的にキャリアを組み立てていきましょう。
僕が年収300万→450万にした具体的な転職体験談
整形外科クリニック時代の給料に限界を感じた瞬間
僕が初めて転職を考えたのは、26歳の時でした。整形外科クリニックで5年目。手取り18万円。
その日、同期の友人と久しぶりに会ったんです。彼は一般企業の営業をやってて、「今度マンション買うんだ」って嬉しそうに話してました。年収500万超えてるって。
一方で僕は、実家暮らしなのに貯金が50万円しかない状況(笑)。これ、マジでヤバいなって思ったんです。
クリニックの院長に昇給の相談をしたこともありました。でも「今は厳しい」の一点張り。経験年数が上がっても、給料は月1万円ずつしか上がらない。このペースじゃ30歳になっても年収350万円がやっと。
「このままじゃダメだ」って本気で思いました。
転職エージェント活用で見つけた高年収求人
転職活動を始めた当初は、ハローワークで求人を探してたんです。けど、どれも似たような条件ばかり。年収300万円台前半がほとんど。
そんな時、後輩PTから「転職エージェント使ってみたら?」ってアドバイスをもらいました。正直、「そんなのあるの?」って感じでした。
実際にPT・OT・ST WORKERに登録してみると、担当者がついてくれて。「年収アップしたいなら、訪問リハビリも検討してみませんか?」って提案されたんです。
訪問リハビリって当時はまだ珍しくて、正直不安でした。でも担当者が「年収400万円以上の求人もありますよ」って具体的な数字を出してくれて。
実際に紹介された求人を見ると、基本給25万円+各種手当で年収420万円スタート。今までの職場と比べると、150万円も違う。これは挑戦する価値があるって思いました。
面接での年収交渉テクニック
面接では、年収の話をどう切り出すか悩みました。転職エージェントの担当者からアドバイスをもらったんです。
「希望年収を聞かれたら、現在の年収を正直に話して、『スキルアップに応じて昇給していただけるシステムはありますか?』って聞いてみてください」って。
実際の面接で、管理者の方が「今の年収はどのくらい?」って聞いてきました。「現在は300万円ですが、新しい環境でスキルを磨いて、将来的には450万円くらいを目指したいです」って答えました。
すると「うちなら3年目で450万円は十分可能ですよ」って言ってもらえて。実際に昇給制度の詳細も説明してくれました。
結果的に、基本給24万円+各種手当で年収420万円からスタート。3年後には目標だった450万円を達成できました。
転職エージェントを使ったのが、本当に正解でしたね。一人で転職活動してたら、こんなに条件の良い求人は見つけられなかったと思います。
地方vs都市部、20代PTの年収格差の真実
東京・大阪・名古屋の20代PT年収相場
都市部の年収って、実際どうなの?
僕が調べた限りだと、東京の20代PT年収は350〜450万円が相場です。大阪・名古屋も似たような感じですね。
でも、これ額面の話。手取りだと280〜350万円くらい。家賃が8〜12万円かかるから、実際に残るお金は少ないんですよ。
元同僚が東京の回復期病院で働いてるんですけど「年収420万だけど、家賃10万で生活がカツカツ」って言ってました(笑)。都市部は確かに求人多いけど、その分競争も激しいし。
地方都市の年収は低いけど生活は楽?
じゃあ地方はどうか?
地方の20代PT年収は280〜380万円。確かに都市部より50〜70万円低い。けど、家賃が3〜5万円で済むんです。
僕が熊本で働いてた時の実感だと、年収320万でも手取り25万あれば、家賃4万で十分暮らせました。車は必須だけど、駐車場代もタダだし。
- 食費:都市部の7割程度
- 家賃:都市部の半分以下
- 駐車場:無料が多い
- 娯楽費:安い(映画1200円とか)
実質的な生活の豊かさで言えば、地方の方が上かもしれません。
Uターン転職で年収が上がるケース
これ、意外と知られてないんですけど。
都市部で3〜5年経験積んでから地方に戻ると、年収アップするケースが多いんです。特に管理職候補として迎えられる場合。
後輩PTが大阪から地元の福岡に戻った時、年収が380万から420万に上がってました。理由は「都市部経験者は貴重だから」。
地方の医療機関って、都市部の最新技術や運営ノウハウを欲しがってるんですよね。だから経験者を高く評価してくれる。
ただし、これはタイミングと求人選びが超重要。良い条件の求人は非公開のことが多いから、転職エージェントに相談するのがベストです。
地域格差はあるけど、戦略次第で年収アップは十分可能。あなたの状況に合わせて、どこで働くか考えてみてください。
今日から始められる年収アップアクション5選
「年収低すぎて将来が不安…」って思ってるだけじゃ何も変わりません。
僕も20代の頃は同じでした。でも、行動を変えたら確実に状況は改善したんです。今日からできることを5つ紹介しますね。
まずは転職サイトで相場をチェック
これ、マジで大事。
今の職場にいると「PTの給料なんてこんなもん」って思い込んじゃうんですよね。でも実際は、同じ地域でも職場によって50万円以上差があることも。
僕が29歳の時、初めて転職サイトに登録して衝撃を受けました。「え、こんなに条件良い求人があるの?」って(笑)。情報収集だけでも価値あります。
PT・OT・ST WORKERやマイナビコメディカルなら、登録無料で非公開求人も見れますよ。5分で登録できるので、まずは相場感を掴んでみてください。
月1万円の副業から始めてみる
いきなり大きく稼ごうとしなくていいんです。月1万円でも年間12万円。これだけで生活の余裕が全然違います。
僕の後輩は訪問リハビリのバイトで月3万円稼いでますし、別の知人はブログアフィリエイトで月2万円。自分の得意分野を活かせる副業から始めてみては?
- 訪問リハビリの単発バイト
- オンライン講師(解剖学など)
- 健康系ライティング
- フィットネス指導
最初は時間単価1000円でも構いません。経験積めば単価も上がっていきますから。
同期・先輩との情報交換を活発化
これ、意外と盲点なんです。
同期との飲み会で「実は転職考えてる」って話したら、「うちの病院、今求人出してるよ」なんて情報が出ることも。僕も人脈から良い求人
この記事を書いた人
富永康太(元理学療法士)
臨床経験10年以上。現在はDOPグループ代表として、リハビリ職の転職・キャリア支援に携わる。「給料が安い」「転職が不安」——そんなPT・OT・STの悩みに、現場を知る人間として本音でお答えします。
