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理学療法士の履歴書で落ちる人・通る人の違いは?転職経験者が書き方を解説

2026 4/14
転職
2026年4月14日

書類選考の通過率は平均で30〜50%。つまり半数以上の人が、面接にすらたどり着けずに落とされている。僕も最初の転職で3社連続、書類で落ちた。同期は普通に通ってるのに、なぜか自分だけ。あの時は本当に意味がわからなかった。結論から言うと、理学療法士の履歴書には「落ちるパターン」がある。臨床経験があっても、資格を持っていても、書き方ひとつで「会ってみたい」と思われるかどうかが決まる。この事実を知らないまま、何度も同じ失敗を繰り返す人が多すぎる。

目次

履歴書で3回落ちた後輩PTの話から始めます

いきなりですが、僕の後輩で3回連続書類落ちした子がいました。回復期病院から訪問リハに転職しようとしていた、経験5年目のPTです。

書類選考で落ち続けた理由は「志望動機」だった

彼女の履歴書を見せてもらったとき、パッと見は問題なかった。職歴もちゃんと書いてあるし、資格欄も埋まってる。でも志望動機を読んで「あー、これか」とすぐに分かりました。

こんな感じで書いてあったんです。

「訪問リハビリの経験を積み、在宅分野でのスキルアップを目指したいと考え、志望いたしました。」

…これ、何が問題か分かりますか?

完全に「自分がどうなりたいか」しか書いてない。採用する側からしたら「で、うちに何してくれるの?」という話。経験を積みたいなら他の事業所でもいいわけで、なぜその訪問看護ステーションなのかが全く伝わってこない。

採用担当の友人に見せたら一発で指摘されたこと

たまたま別の訪問看護ステーションで採用を担当している友人がいたので、その後輩の履歴書を見せてみました。すると開口一番「これ、テンプレそのままだよね」と。

ぶっちゃけ、採用担当は何十枚も履歴書を見ている。テンプレートをコピペしただけの志望動機は、最初の3行で分かるそうです。マジで。

友人いわく「採用側が見たいのは、うちの事業所で具体的に何ができるか。回復期で培った生活期を見据えたリハの視点があるとか、脳卒中の患者を多く担当したからその経験を活かせるとか。そういう具体性がないと書類の時点で落とす」とのことでした。

後輩にこの話を伝えて志望動機を書き直したら、次の応募であっさり書類通過。そこから面接に進んで、無事に内定をもらえました。

PT履歴書で採用担当が最初に見る3つのポイント

採用経験のある同僚から聞いた話を元に、理学療法士の履歴書で特に見られているポイントを3つ紹介します。一般的な履歴書の書き方とはちょっと違う部分もあるので、PT転職ならではの視点として押さえておいてください。

職歴欄の「施設形態」と「担当患者層」の書き方

まず職歴欄。ここで「〇〇病院 リハビリテーション科 入職」だけで終わらせる人が本当に多い。でもこれだと情報量が足りなすぎます。

採用側が知りたいのは、

  • その病院が急性期なのか、回復期なのか、慢性期なのか
  • 何科の患者を担当していたのか(整形?脳血管?呼吸器?)
  • 1日何単位くらい取っていたのか

こういった情報。

書き方の例を出すと、

医療法人〇〇会 △△病院(回復期リハビリテーション病棟・120床)
主に脳血管疾患・整形外科疾患の患者を担当
1日平均18単位、担当患者数15〜20名

こんな感じで書くと、読んだ瞬間にどんな経験を積んできたかイメージできる。採用担当も忙しいから、パッと見で分かる履歴書は印象がいいんです。

資格欄は取得順より「使える順」で並べる

資格欄を取得年月日順に書く人がほとんどだと思います。間違いではないんですが、もったいない。

例えば訪問リハに応募するなら、住環境コーディネーターや福祉用具専門相談員を上に持ってくる。整形外科クリニックなら認定理学療法士(運動器)を目立つ位置に置く。

要は、応募先で「使える」資格を上に並べるという戦略です。

正直なところ、呼吸療法認定士を持っていても訪問リハではあまりアピールにならないケースもある。逆に急性期病院なら強力な武器になる。資格の並び順は応募先に合わせてカスタマイズしたほうがいい。

写真で落とされる人が意外と多い現実

これ、嘘みたいな本当の話。

熊本の訪問看護ステーションで採用を手伝っている知り合いから聞いたんですが、私服で撮った証明写真を貼ってきた人がいたそうです。カジュアルなポロシャツで、背景も自宅の壁紙。さすがにそれは落としたと。

「PTは接遇も大事だから、写真で常識が分かる」とその人は言ってました。

写真で気をつけるべきは、

  • スーツ着用(白衣NGの施設も多い)
  • 背景は無地(白か薄いブルー)
  • スマホ撮影より証明写真機か写真館
  • 3ヶ月以内に撮影したもの

たかが写真、されど写真。第一印象はここで決まります。

【例文あり】志望動機の書き方を領域別に解説

志望動機は履歴書の中で最も差がつく部分。ここでは転職パターン別に、実際に使える例文を紹介していきます。ポイントは「なぜその領域か」「前職の経験をどう活かすか」「入職後に何をしたいか」の3点セットを必ず入れること。

急性期→回復期への転職パターン

急性期から回復期に移りたい人は「もっとじっくり患者さんと関わりたい」という動機が多いはず。それ自体は悪くないけど、そのまま書くと「急性期がイヤだったんだな」と思われる可能性もある。

例文はこんな感じ。

急性期病院で3年間、主に脳血管疾患と整形外科術後の早期リハビリを担当してまいりました。離床から退院までの流れを多く経験する中で、退院後の生活を見据えたリハビリテーションにより深く関わりたいという思いが強くなりました。

貴院の回復期病棟では、在宅復帰率90%以上を維持されていると伺っております。急性期で培った早期介入の視点を活かしながら、生活期につながるリハビリを実践し、患者様の在宅復帰に貢献したいと考え、志望いたしました。

ポイントは「前職の経験」→「応募先の特徴」→「自分が貢献できること」という流れ。応募先のホームページで実績や特徴を調べて、必ず具体的に入れてください。

病院→訪問リハへの転職パターン

病院から訪問リハへの転職は、環境が大きく変わる。だからこそ「なぜ訪問なのか」を明確にしないと説得力が出ない。

回復期リハビリテーション病棟で5年間勤務し、退院前の家屋評価や退院時指導に多く携わってまいりました。その中で、退院後に生活が大きく変わる患者様の姿を見て、実際の生活環境でリハビリを行うことの重要性を実感しました。

貴事業所は〇〇地域を中心に、神経難病の利用者様も多く担当されていると伺っております。病棟で培った多職種連携の経験を活かし、利用者様とご家族の生活を長期的に支えるセラピストとして貢献したいと考えております。

地方の訪問リハは、地域密着型のところが多い。「〇〇地域で」と地名を入れるだけで、ちゃんと調べてきた感が出ます。

ちなみに僕の友人のOTは、地方の老健に転職して、東京時代より生活の質がめちゃくちゃ上がったと言ってました。家賃が半分以下になったのが大きいそうです。都市部だけが選択肢じゃないというのは、覚えておいて損はないかと。

クリニック→整形外科病院への転職パターン

クリニックから病院への転職は「なぜわざわざ病院に?」という疑問を持たれやすい。ここをクリアする志望動機が必要。

整形外科クリニックで4年間、外来リハビリを中心に、肩関節周囲炎や腰痛症、スポーツ障害など幅広い疾患を担当してまいりました。術後すぐの患者様を担当する機会は少なく、急性期からのリハビリ介入を学びたいという思いが強くなりました。

貴院では人工関節置換術やACL再建術など、年間〇〇件の手術を実施されていると伺っております。クリニックで経験した外来フォローの視点を活かしつつ、周術期から退院後まで一貫して関われるセラピストを目指したいと考え、志望いたしました。

病院の手術件数や特徴は、ホームページや病院年報で調べられることが多い。具体的な数字を入れると、本気度が伝わります。

自己PRで差がつく「数字」の入れ方

自己PRで「コミュニケーション能力に自信があります」「患者様に寄り添ったリハビリを心がけています」なんて書いても、正直言って響かない。みんな同じこと書いてるから。差をつけるには数字を入れるしかない。

担当患者数・FIM改善率など使える数字リスト

PTが履歴書に書ける数字って、意外とたくさんあります。

  • 1日の担当患者数(例:1日平均18単位、15〜20名を担当)
  • 担当患者の平均在院日数の短縮実績
  • FIM改善率やBI改善点数
  • 在宅復帰率への貢献(担当患者の〇%が自宅退院)
  • 後輩・実習生の指導人数(例:3年間で実習生12名を担当)
  • 院内勉強会の開催回数
  • カンファレンス等での症例発表回数

これらの数字を自己PRに入れると、一気に具体性が増す。

例えば、

回復期病棟で5年間勤務し、1日平均18単位、担当患者数は常時15〜20名を維持してまいりました。担当患者の在宅復帰率は85%を超え、特に独居高齢者の自宅退院支援に注力しました。また、3年目からは実習生指導も担当し、計8名の学生を受け入れた経験があります。

こんな感じ。数字があると説得力が段違いです。

数字がない場合の具体的な書き方

「うちの病院、そういうデータ取ってないんですけど…」という人もいると思う。その場合は、具体的なエピソードで補う。

「〇〇な場面で、□□という工夫をして、△△という結果になった」という形式で書くといい。

認知症を合併した大腿骨頸部骨折の患者様を担当した際、リハビリへの拒否が強く介入が難しい状況でした。そこで看護師と連携し、生活動作の中でリハビリ要素を取り入れるアプローチに切り替えました。結果として予定通りの時期に自宅退院を実現し、ご家族から感謝のお手紙をいただきました。

数字がなくても、具体的な場面を書けば伝わる。「頑張りました」じゃなくて「何をどう工夫したか」を書くのがコツです。

書類選考の通過率を上げるなら添削サービスを使え

ここまで読んで「自分の履歴書、大丈夫かな…」と思った人も多いんじゃないでしょうか。正直、自分で書いた文章の問題点って、自分では気づきにくい。

自分で気づけないミスは第三者に見てもらう

僕自身、過去に転職した時は同僚に履歴書を見てもらいました。自分では完璧だと思っていたのに「ここ、意味が分かりにくい」「この表現、ちょっと上から目線に見える」とか、結構指摘されたんですよね。

身近に見てもらえる人がいればいいけど、なかなかそういう人がいない場合もある。転職のことを職場に知られたくないケースも多いし。

そういう時は、転職エージェントの履歴書添削サービスを使うのが手っ取り早い。

転職エージェントの履歴書添削で変わった実例

冒頭で紹介した3回連続書類落ちした後輩。彼女は結局、PTOTSTワーカーに登録して、アドバイザーに履歴書を見てもらったんです。

そしたら志望動機だけじゃなく、職歴の書き方や自己PRの構成まで細かくアドバイスをもらえたらしい。特に「訪問リハの採用担当はここを見る」という具体的なポイントを教えてもらえたのが大きかったと言ってました。

添削を受けた後の応募では、3社中2社で書類通過。最終的に希望していた訪問看護ステーションから内定をもらえました。

PTOTSTワーカーはPT・OT・ST専門の転職サービスだから、リハビリ職特有の履歴書の書き方を熟知してる。アドバイザー自身が採用側と日常的にやり取りしているので、「この施設はこういう人材を求めている」という情報も持っている。

登録は無料だし、3分くらいで終わる。初めての転職で履歴書に自信がないなら、使わない理由がないと思います。

理学療法士の履歴書は手書きとパソコンどちらがいい?

最近は9割以上がPC作成です。特に指定がない限り、PCで作成して問題ありません。ただし、訪問看護ステーションなど小規模な事業所では、手書きで丁寧さをアピールするという戦略もあり。応募先の雰囲気を見て判断してください。病院や大手法人はPC作成が無難です。

転職回数が多い場合の職歴欄はどう書く?

全て正直に書いてください。省略したり誤魔化したりすると、後でバレた時に信用を失います。ただし、各職場での学びや成長を一言添えることで、計画的なキャリア形成に見せることができます。「〇〇を学ぶために」「△△のスキルを身につけるため」など、転職の理由にポジティブな文脈を持たせましょう。

理学療法士の履歴書で趣味・特技欄は何を書くべき?

仕事に関連づけられるものを選んでください。スポーツ経験があれば整形外科分野で話題になりやすいし、介護経験や地域活動は訪問リハで評価されます。空欄はNG。面接で話題になることも多いので、自分が話しやすいネタを書いておくと楽です。

「なんで俺だけ書類で落ちるんだ?」と思った転職活動1年目の話

あれは理学療法士6年目の秋だった。熊本の整形外科クリニックで働いていた僕は、もっと急性期を経験したいと思って転職活動を始めた。

履歴書なんて、正直舐めてた。

だって臨床6年もやってきて、脳卒中も整形も一通り経験してる。研修にも行ってるし、症例発表だってやった。書くこといっぱいあるし、まあ普通に通るだろうと。そう思ってた。

1社目、書類落ち。まあこういうこともあるか、と気にしなかった。2社目も落ちた。ん?と思った。3社目、また落ち。さすがに焦った。同期のやつは1社目で通って、もう内定もらってる。なのに自分だけ書類の段階で弾かれる。「俺の何がダメなんだ?」って、マジで夜眠れなくなった。

今振り返ると、原因は明らかだった。僕の履歴書は、どこにでもいるPTの経歴を羅列しただけだったんだ。施設名、勤務年数、取得資格。それだけ。志望動機も「貴院の理念に共感し」みたいな、どこかで見たような文章をコピペしてた。

これ、本当に多い相談です。

以前、Twitter(今のX)で「PTの給料安すぎ問題」についてポストしたら600件以上リプが来て、みんな同じこと思ってるんだなと実感した。でもその中で「転職しようとしても書類で落ちる」っていう相談もめちゃくちゃ多かった。年収上げたくて転職活動してるのに、書類で落ちたらそもそもスタートラインに立てない。これってかなり深刻な問題だと思う。

落ちた履歴書と通った履歴書を並べて比較してみた

僕が実際に書いた「落ちた履歴書」と、添削後に「通った履歴書」を比較してみる。同じ経歴なのに、書き方だけでこんなに印象が変わるのかと驚くはず。

志望動機欄:抽象的 vs 具体的エピソード入り

落ちた履歴書の志望動機はこうだった。

「貴院の『患者様中心のリハビリ』という理念に共感しました。これまでの経験を活かし、貴院でさらに成長したいと考えております。」

これ、どこの病院にも使える文章じゃないですか?採用担当からしたら「コピペかよ」って一瞬で分かる。実際、僕もこんな志望動機を5社くらいに使い回してた。そりゃ落ちるわ。

通った履歴書ではこう書き直した。

「回復期で6年間、脳卒中患者を中心に年間約120名を担当してきました。その中で、発症直後のアプローチの重要性を痛感し、急性期で経験を積みたいと考えるようになりました。貴院の〇〇科では超急性期からのリハ介入をされていると伺い、ぜひその現場で学びたいと思い志望いたしました。」

具体的な数字と、なぜこの病院なのかの理由が入ってる。これだけで印象が全然違う。

自己PR欄:スキル羅列 vs 数字で示す成果

落ちた方の自己PRは「コミュニケーション能力には自信があります」「多職種連携を大切にしています」という抽象的な表現のオンパレードだった。

通った方はこう。

「回復期病棟で毎朝のカンファレンスを担当し、医師・看護師・MSW・管理栄養士と連携しながら退院調整を行ってきました。担当患者の在宅復帰率は病棟平均72%に対し、私の担当は81%でした。」

数字があると説得力が段違いになる。「コミュニケーション能力がある」と言うより、「カンファレンスを回してた」「退院調整を担当してた」と書いた方が、具体的に何ができる人なのか伝わる。

職務経歴:施設名だけ vs 担当患者層・件数・役割まで書く

落ちた履歴書の職歴欄は本当にシンプルだった。

「〇〇病院リハビリテーション科 理学療法士として勤務」

以上。これだと何をしてきた人なのか全然わからない。

通った方はこんな感じ。

「〇〇病院リハビリテーション科(回復期リハビリテーション病棟48床)にて勤務。脳血管疾患を中心に1日平均18単位、年間約120名を担当。3年目から新人教育係を任され、実習生指導も経験。」

病棟の規模、担当患者数、役職や係まで書くと、「この人はこういうことができそうだ」とイメージしやすくなる。

採用担当の知人に聞いた「30秒で落とす」ポイント

熊本の病院で人事・採用に関わってる知人がいる。飲みの席で「ぶっちゃけ履歴書ってどこ見てんの?」と聞いたことがある。答えが衝撃的だった。

写真で9割の印象が決まるという現実

「最初に見るのは写真。そこで9割決まる」と言われた。

誤解しないでほしい。イケメンや美人が有利って話じゃない。清潔感、表情、背景、服装。そういう「ちゃんとしてる感」が一瞬で伝わるかどうかの話だ。

スマホで撮った証明写真、背景が部屋の壁紙、髪がボサボサ、白衣で撮影。こういう写真を送ってくる人が結構いるらしい。その時点で「この人、大丈夫かな…」と思われてしまう。

逆に言えば、写真だけで差をつけられる。写真館で撮らなくても、証明写真機でも十分。ただし、ちゃんと髪を整えて、スーツを着て、背筋を伸ばして撮る。これだけで印象がまるで違う。

空白期間より怖い「手抜き感」

「空白期間があると落とすの?」と聞いたら、「それより手抜き感のある履歴書の方がきつい」と言ってた。

字が汚いとか、修正テープだらけとか、志望動機の欄が2行しか埋まってないとか。そういうのを見ると「うちを第一志望にしてないな」と感じるらしい。実際、複数の病院に同じ履歴書を使い回してる人は見ればわかるとも言ってた。

僕の妻も元PTなんですけど、産後の復職先を探すとき「ブランク3年あるけど大丈夫かな」ってめちゃくちゃ不安がってた。結果的にはクリニックで週3パートから始めて、今はフルタイムに戻ってる。彼女の場合、ブランク期間を正直に書いた上で「その間も地域の介護予防教室にボランティアで参加していました」と一言添えたのが良かったみたい。空白があること自体より、それをどう説明するかの方が大事。

地方の中小病院と都市部の大手では、見るポイントも違うらしい。地方は「長く働いてくれそうか」「人柄はどうか」を重視する傾向がある。都市部は応募者も多いから、即戦力かどうかをシビアに見る。あなたが応募する施設がどっちのタイプか考えた上で、履歴書の見せ方を変えた方がいい。

正直、転職エージェントに添削してもらったら世界が変わった

ここからは僕が実際にやって効果があったことを話す。

自己流の限界を感じた瞬間

3社連続で落ちて、さすがに「自分では何が悪いかわからない」と認めざるを得なかった。

ネットで「履歴書 書き方」を調べて、いろいろ直してみた。でも通らない。友達に見てもらったけど「普通にいいんじゃない?」と言われる。そりゃそうだ、友達もPTだから、同じ視点でしか見れない。

そこで、転職エージェントに登録してみた。

去年、うちの協会の講座に来てくれたOTさんが「年収360万で10年やってきたけど、もう限界です」って言ってて。聞いてて胸が痛かった。その人も自力で転職活動してたらしいけど、うまくいかなくて相談に来たと言ってた。こういう話を聞くと、やっぱり専門家の力を借りた方がいいと強く思う。

添削で指摘された「PTあるある」のミス

エージェントの担当者に履歴書を見せたら、最初の一言がこれだった。

「臨床のことしか書いてないですね」

グサッと来た。

PTって、どうしても「どんな疾患を見てきたか」「どんな治療アプローチができるか」に偏りがちらしい。でも採用担当が見たいのは、それだけじゃない。チームの中でどういう役割を果たしてきたか。後輩指導や実習生対応の経験。勉強会の企画。業務改善の取り組み。そういう「臨床以外の部分」も見られてる。

僕の場合、新人教育係をやってたのに履歴書には一切書いてなかった。「そんなの当たり前のことだから」と思ってたけど、それがアピールポイントになるとは気づいてなかった。

リハビリ職専門の転職エージェントだと、この辺りのツボを分かってる。僕が使ったPTOTSTワーカーはPT・OT・ST専門のエージェントで、業界特有の書き方を熟知してた。無料で登録できて、履歴書の添削もしてくれる。登録は3分くらいで終わる。

自分では気づけないミスを指摘してもらえるのが、本当に大きい。添削後の履歴書を出したら、次の応募先は一発で書類通過した。それまで3連敗してたのに。書き方ひとつでこんなに変わるのかと、正直びびった。

今日から使える履歴書チェックリスト【保存版】

最後に、自分でチェックできるポイントをまとめておく。

でも正直、これを全部クリアしたからといって100%通るわけじゃない。あくまで「最低限ここは押さえておこう」という話。完璧を目指すよりも、一度プロに見せた方が早い。

  • 写真は3ヶ月以内に撮った清潔感のあるもの(スマホ撮影はNG)
  • 志望動機に「なぜこの施設なのか」が具体的に書いてある
  • 自己PRに数字が最低1つは入っている
  • 職歴に担当患者層・件数・役割が書いてある
  • 空白欄がない(特に志望動機は最低5行)
  • 誤字脱字がない(声に出して読むと気づきやすい)
  • 修正テープ・二重線は使っていない

「ここ意外と見落とすよ」という点を一つ挙げるなら、連絡先。メールアドレスがふざけた文字列だったり、電話番号が間違ってたりするケースがある。地味だけど致命傷になる。

転職活動は、書類が通らなきゃ何も始まらない。自分の経歴や実力に自信があっても、それが伝わる履歴書になってなければ意味がない。一度、客観的な目で見てもらうこと。それが一番の近道だと、僕は身をもって学んだ。

よくある質問

理学療法士の履歴書は手書きとパソコンどっちがいい?

最近は8割以上がPC作成でOKと言われてる。ただし、老舗の病院や施設長が年配の場合、手書きの方が好印象になることもある。僕が転職した時は両パターン用意してた。迷ったらエージェントに聞いてみるのが確実。

転職回数が多い場合、履歴書にどう書けばいい?

回数を隠すのは絶対NG。バレた時のダメージがでかい。それより、各施設で何を学んだかをポジティブに書く方がいい。「急性期を経験したくて」「訪問リハに挑戦したくて」など、一貫したキャリアの軸があれば、転職回数が多くても納得してもらえる。

理学療法士の履歴書で資格はどこまで書く?

PT免許は当然必須。認定理学療法士や専門理学療法士を持ってるなら絶対書く。学会発表や研修修了歴は、履歴書というより職務経歴書に書いた方が効果的。資格欄がスカスカでも、経験でカバーできるから心配しなくていい。

履歴書の志望動機が思いつかない時はどうすれば?

「なぜこの施設に応募するのか」を3つ挙げてみて。施設の特徴、理念、立地、待遇、何でもいい。それが言語化できないなら、そもそもその求人に応募する理由を見直した方がいいかもしれない。「なんとなく」で応募しても、志望動機は書けない。

ブランクがある場合は履歴書にどう書く?

隠さず正直に書く。その上で、その間に何をしていたかを一言添える。育児、介護、自己研鑽、なんでもいい。嘘をつくよりよっぽど印象がいい。僕の妻もブランク3年あったけど、正直に書いて普通に復職できた。

まとめ

履歴書で落ちる人と通る人の違いは、経歴じゃない。書き方だ。同じ経験でも、伝え方次第で「会ってみたい」と思わせることができる。自分では気づけないミスを潰すために、一度プロに見てもらうこと。それが最短ルートだと僕は思ってる。書類が通らなきゃ、年収交渉も面接対策も意味がない。まずはそこから。

富永康太

この記事を書いた人

富永康太(元理学療法士)

臨床経験10年以上。現在はDOPグループ代表として、リハビリ職の転職・キャリア支援に携わる。「給料が安い」「転職が不安」——そんなPT・OT・STの悩みに、現場を知る人間として本音でお答えします。

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