作業療法士の転職理由、あなたも当てはまりませんか?
「また今日も残業…」「この給料で本当にやっていけるのかな」「上司との関係がしんどい」
作業療法士として働いているあなたも、こんな風に思ったことありませんか?
実は僕、リハコンパスを運営していて毎月たくさんのOTさんから相談を受けるんですけど、みなさん本当に似たような悩みを抱えているんですよね。「転職したいけど、こんな理由で辞めていいのかな」って迷っている方が多いんです。
でも安心してください。転職って、全然珍しいことじゃないんです。
厚生労働省のデータを見ると、作業療法士の約6割が転職経験ありなんです。つまり10人いたら6人は転職してるってこと。あなたが今感じている不満や不安、それは決してわがままじゃありません。
作業療法士が実際にどんな理由で転職しているのか、現役OTさんたちの本音をランキング形式でお伝えします。きっと「あー、これ私も思ってた!」って共感できる部分があるはず。
この記事でわかること
- 作業療法士の転職理由ランキング(リアルな体験談付き)
- 年代別・職場別の転職理由の違い
- 転職を成功させるための具体的なコツ
- 転職活動で失敗しないための注意点
僕自身、理学療法士として10年以上現場で働いてきたので、リハビリ職の大変さは痛いほどわかります。だからこそ、転職を考えているあなたに少しでも役立つ情報をお届けしたいんです。
転職って人生の大きな決断ですよね。だからこそ、しっかりと情報収集して、後悔のない選択をしてほしい。
それでは、作業療法士の転職理由ランキングを見ていきましょう!
作業療法士の転職理由ランキングTOP10【リアル調査結果】
1位:給料・年収への不満(45.2%)
やっぱりこれが1位なんですよね。
僕がこれまでに相談を受けた作業療法士の約半数が「給料が安すぎて将来が不安」って言ってます。特に経験年数5〜10年目のOTさんに多いんです。
「同期の一般企業の友達と比べると年収で100万円以上差がある」「昇給が年3000円とかで絶望した」みたいな声をよく聞きます(笑)
男女別で見ると、男性OTの方が転職理由として挙げる割合が高いんです(男性52.1% vs 女性39.8%)。やっぱり家族を養う立場になると、現実的な問題として浮き彫りになってくるんですよね。
2位:人間関係の悩み(38.7%)
これ、マジで深刻です。
病院や施設って閉鎖的な環境だから、一度人間関係がこじれると逃げ場がないんですよ。「上司のパワハラがひどい」「同僚の陰口が日常茶飯事」「医師との関係性が最悪」などなど。
特に女性OTの場合、この理由での転職が42.3%と男性(34.1%)より高くなってます。職場の人間関係って、思っている以上にメンタルに影響しますからね。
実際に「朝起きるのが辛くなった」「日曜日の夜が憂鬱で仕方ない」って相談を受けることも多いです。
3位:キャリアアップの限界(32.1%)
「この職場にいても成長できない」って感じる瞬間、ありませんか?
特に経験年数3〜7年目のOTさんからよく聞く悩みです。「毎日同じことの繰り返し」「新しい技術や知識を学ぶ機会がない」「管理職のポストが空かない」とか。
訪問リハビリや精神科、手の外科など専門性を高めたいのに、総合病院の回復期でずっと同じような患者さんばかり…みたいなケースもありますよね。
でも実は、転職で専門性を高めて年収アップを実現している人も結構いるんです。だから諦める必要はないですよ!
僕が転職した本当の理由【現役OTの体験談】
新卒で入った病院での挫折
実は僕も、新卒で入った回復期病院で「これじゃダメだ」って痛感した一人なんです。
当時の僕は理想に燃えてました。「患者さんの生活を支えたい!」って。でも現実は…厳しかった(笑)
毎日20人近くの患者さんを診て、一人あたり20分の枠。じっくり評価して個別性のあるプログラムを組みたいのに、時間がない。カルテ書きは残業。月の残業時間は60時間超え。
そして何より辛かったのが、先輩OTから言われた一言でした。
「富永君、理想ばっかり語ってないで現実見なよ。ここは回転重視だから」
その時の僕の年収。290万円。手取りで18万円くらい。一人暮らしでカツカツでしたね。
去年、うちの協会の講座に来てくれたOTさんが「年収360万で10年やってきたけど、もう限界です」って言ってて。聞いてて胸が痛かった。昔の自分を見ているようで。
転職を決意した決定的な出来事
転職を決めたのは、入職2年目の冬でした。
脳血管疾患で右片麻痺になった60代の男性患者さんがいて。元大工さんで、「また仕事に戻りたい」って強い希望を持ってました。
僕は必死に上肢機能訓練や作業療法を組み立てたんです。でも上司から「時間かけすぎ。もっと効率よく」って言われて。
結局その患者さんは、満足のいく機能回復ができないまま退院。「先生、ありがとうございました」って言ってくれたけど、僕には達成感がなかった。
「これが僕の目指していた作業療法なのか?」
その夜、一人で考え込みました。このまま続けても、患者さんにも自分にも良くない。スキルアップできる環境で、もっと専門性を高めたい。
だから転職を決めたんです。あなたも似たような経験、ありませんか?
年代別・職場別で見る作業療法士の転職理由の違い
でも実際のところ、転職理由って年代や職場によって全然違うんですよね。僕が10年間見てきた中で、明らかにパターンがあるんです。
20代OTの転職理由「成長できない環境への不満」
20代のOTさんって、とにかく「勉強したい」「技術を身につけたい」という気持ちが強い。
でも現実は?
- 先輩がいつも忙しくて質問できない
- 研修に参加させてもらえない(予算がないから)
- 毎日同じような業務の繰り返し
- 新人なのに一人で20人以上の患者さんを担当
「これじゃあ3年後も今と変わらない」って不安になって転職を考えるんです。実際、僕の知り合いの20代OTも「もっと専門性を高めたい」って言って、回復期リハ病院から急性期病院に移った人がいます。
30代OTの転職理由「ライフワークバランスの重視」
30代になると、転職理由がガラッと変わります。
結婚や出産を機に「家族との時間を大切にしたい」と考える人が圧倒的に多い。特に女性のOTさんは、育児と仕事の両立で悩んでますよね?
- 残業が多すぎて子供の迎えに間に合わない
- 土曜日出勤があって家族と過ごせない
- 有給が取りにくい雰囲気
- 時短勤務制度がない
だから病院から訪問リハビリに転職したり、介護施設で働くようになったり。「年収は下がってもいいから、時間に余裕が欲しい」という声をよく聞きます。
40代OTの転職理由「管理職への道筋が見えない」
40代って微妙な年代なんですよ(笑)
経験も十分積んだし、後輩の指導もできる。でも上にはベテランの先輩がいて、なかなかポストが空かない。
- リハビリ科長が10年以上同じ人
- 昇進の基準が曖昧
- 管理業務を任されるのに役職も給料も変わらない
- このまま定年まで平社員なのかという不安
実際、僕の先輩も「40歳で主任になれないなら、別の職場で管理職を目指す」って転職しました。今は小さなクリニックでリハビリ科の責任者として働いてます。
職場別で見ると、病院勤務のOTは「業務量の多さ」、介護施設は「将来性への不安」、訪問は「営業ノルマのプレッシャー」が主な転職理由になってる印象です。
あなたの転職理由は、どの年代・職場のパターンに当てはまりますか?
転職理由別の解決策と転職先選びのポイント
自分の転職理由がはっきりしたら、次は具体的にどう行動するかですよね?
僕が今まで見てきた転職成功者は、みんな「理由に合った対策」をしっかり立ててました。闇雲に求人を見るだけじゃダメなんです。
給料アップを目指す場合の転職戦略
給料重視なら、まず年収相場を徹底的に調べること。
- 訪問リハビリ:年収350〜450万円(歩合制あり)
- 介護老人保健施設:年収300〜400万円
- 回復期病院:年収280〜380万円
- 精神科病院:年収320〜420万円
でも、ここで注意。基本給と手当の内訳は絶対確認してください。「月給25万円」でも、基本給15万円+諸手当10万円だと、ボーナスがめちゃくちゃ少なくなります(笑)
面接で確認すべき質問例:
- 「基本給と各種手当の内訳を教えてください」
- 「昇給制度はどのような仕組みですか?」
- 「残業代は全額支給されますか?」
人間関係の良い職場を見つける方法
これ、マジで重要。
僕の経験上、職場見学は絶対にやった方がいいんです。スタッフ同士の会話、患者さんへの接し方、休憩時間の雰囲気…全部見えちゃいますから。
特にチェックしたいポイント:
- スタッフの表情が自然かどうか
- 上司と部下の距離感
- 離職率(過去3年分は聞いてOK)
- 有給取得率の実態
「うちは風通しが良い職場です」って言葉だけじゃ分からないですよね?だから数字で確認するんです。
面接での質問例:
- 「チームワークを大切にしていると伺いましたが、具体的にはどのような取り組みをされていますか?」
- 「新人へのフォロー体制について教えてください」
キャリアアップできる環境の見極め方
「成長できる環境」って曖昧だから、具体的に確認しましょう。
僕が見てきた「伸びる職場」の共通点:
- 研修制度が充実している(年間研修費の予算があるか)
- 資格取得支援制度(学会参加費補助、資格手当など)
- 多職種連携の機会が多い
- 新しい取り組みに挑戦できる風土
特に認定作業療法士や専門作業療法士を目指すなら、学会発表の支援があるかどうかは超重要です。
必ず聞いておきたい質問:
- 「キャリアパスはどのように設計されていますか?」
- 「研修や学会参加への支援制度はありますか?」
- 「将来的に管理職を目指すことは可能ですか?」
転職って人生の大きな決断だから、妥協しちゃダメ。あなたの理由に合った職場は必ずあります。
転職理由を面接で上手に伝える方法【例文付き】
でも、いざ面接となると「転職理由をどう伝えればいいの?」って悩みますよね?
僕も初回の転職面接で「給料が安くて…」って正直に言っちゃって、面接官の表情が一瞬曇ったのを覚えてます(笑)。その時に学んだんですが、転職理由って伝え方がめちゃくちゃ大事なんです。
ここでは、ネガティブな転職理由を前向きに変換するコツを、実際の例文と一緒にお伝えしますね。
「給料が安い」を前向きに伝える例文
これ、OTあるあるですよね?でも面接で「お金のため」って言うのはNG。
ダメな例:
「前職は給料が安くて生活が苦しかったので転職を決意しました」
良い例:
「より専門性を活かせる環境で、患者様により質の高いサービスを提供したいと考えています。そのために自分自身のスキルアップにも投資したく、適正な評価をいただける職場を探しています」
ポイントは「成長意欲」と「患者様のため」という視点を入れること。給料の話は一切しないけど、ちゃんと伝わります。
「人間関係が悪い」を建設的に表現する方法
これも絶対に避けたい表現の一つ。「この人も同じ問題を起こすかも」って思われちゃいます。
ダメな例:
「職場の人間関係がギスギスしていて、チームワークが取れませんでした」
良い例:
「多職種連携をより積極的に行い、チーム一丸となって患者様の回復をサポートできる環境で働きたいと思っています。前職では個人での業務が中心でしたが、もっと協力し合える職場で成長したいんです」
「前職の悪口」ではなく「理想の働き方」として表現するのがコツ。
実際に僕がアドバイスしたOTさんも、この方法で3社から内定をもらえました。転職理由って、実はあなたの価値観や向上心をアピールするチャンスなんですよ。
だって考えてみてください。現状に満足せず、より良い環境を求めて行動する人って、面接官から見ても魅力的ですよね?
作業療法士の転職を成功させる具体的なステップ
転職理由が明確になったら、次は実際の行動です。でも「何から始めればいいの?」って迷いますよね?
僕が10年の臨床経験で見てきた成功パターンをお伝えします。まず大切なのは計画的に進めること。思いつきで動いても失敗するだけなんです。
転職活動のベストタイミングは4月入職を狙うなら12月〜1月。求人が一番多く出る時期だからです。ボーナスをもらってから辞めたい人は、6月のボーナス後に活動開始して10月入職を目指しましょう。
転職エージェントを使うメリットと注意点
正直言って、一人で転職活動するのって大変です。僕も最初は「自分でできる」と思ってハローワークだけで探してました。でも情報が少なすぎて(笑)
転職エージェントのメリットはこんな感じ:
- 非公開求人にアクセスできる(全体の約70%が非公開)
- 給与交渉を代行してくれる
- 面接対策や履歴書添削をしてもらえる
- 職場の内部情報を教えてくれる
特に最後のポイント。「実際の残業時間」「人間関係」「離職率」なんて、求人票には書いてないですからね。
ただし注意点もあります。担当者によって質にバラツキがある。合わないと感じたら遠慮なく担当変更を依頼してください。あなたの人生がかかってるんですから。
自分に合った転職サービスの選び方
リハビリ職の転職サービスって実は結構あるんです。でも「どれを選べばいいの?」って迷いますよね。
PT・OT・ST WORKERは業界最大手。求人数が圧倒的に多いです。マイナビコメディカルは大手企業の安心感と丁寧なサポートが魅力。
僕のおすすめは複数登録すること。理由は簡単で、エージェントによって持ってる求人が違うから。3社くらい登録して比較検討するのがベストです。
求人情報を見る時のポイントも教えますね:
- 給与の内訳(基本給と手当の割合)
- 昇給実績(年間何円上がるのか)
- 研修制度(スキルアップできる環境か)
- 有給取得率(働きやすさの指標)
「給与25万円〜」って書いてあっても、基本給が15万円で残りが手当だったりします。これ、マジで注意してください。ボーナスは基本給ベースで計算されますからね。
転職は人生の大きな決断。だからこそ、しっかりと情報収集して納得のいく選択をしてほしいんです。
まとめ:転職理由を明確にして理想の職場を見つけよう
ここまで読んでくれたあなたなら、もう自分の転職理由がクリアになってきたんじゃないでしょうか?
「給料が低い」「人間関係がきつい」「スキルアップしたい」。どれも立派な転職理由です。でも大切なのは、その理由を具体的にすること。「月収を5万円上げたい」「チーム医療に積極的な職場で働きたい」みたいに。
僕も最初の転職では「なんとなく嫌だから」程度の理由で動いちゃって。結果、次の職場でも同じような問題にぶつかったんです(笑)
転職理由を明確にするって、実は自分の価値観を見つめ直すってことなんですよね。
今すぐ始められる転職準備
「転職したいけど、まだ具体的には…」そんなあなたも、今からできることはあります。
まずは情報収集から。どんな職場があるのか、給料の相場はどれくらいか。知らないと比較のしようがないですから。
僕がおすすめするのは、転職エージェントに登録して話を聞いてみること。「まだ転職するか決めてないんですけど…」って遠慮する必要なんてありません。むしろ、そういう段階でプロの意見を聞く方が冷静に判断できるんです。
特にPT・OT・ST WORKERなんかは、リハビリ職専門だから業界の内情に詳しい。年収交渉も得意だし、「この病院の雰囲気はどうですか?」みたいな突っ込んだ質問にも答えてくれます。
登録は5分もかからないし、相談は無料。
でも何より大切なのは、行動を起こすこと。「いつか転職したいなあ」って思ってるだけじゃ何も変わりません。小さな一歩でも踏み出せば、必ず道は開けます。
あなたの作業療法士としてのキャリア、もっと輝かせませんか?理想の職場は、きっと見つかりますから。
この記事を書いた人
富永康太(元理学療法士)
臨床経験10年以上。現在はDOPグループ代表として、リハビリ職の転職・キャリア支援に携わる。「給料が安い」「転職が不安」——そんなPT・OT・STの悩みに、現場を知る人間として本音でお答えします。
