「転職するなら自分で探せばいいじゃん」って思ってました、僕も最初は。でも実際に転職エージェントを使った元同僚の話を聞いて考えが変わったんです。年収が80万円も上がったって聞いた時は「マジで?」って思いました。
理学療法士の転職活動って、思ってる以上に情報戦なんですよね。ハローワークや求人サイトに載ってる情報だけで判断すると、本当にもったいない転職になることが多い。去年、うちの協会の講座に来てくれたOTさんが「年収360万で10年やってきたけど、もう限界です」って言ってて。聞いてて胸が痛かったんです。その人、絶対にもっといい環境で働けるはずなのに。
この記事では、なぜ理学療法士の転職で転職エージェントを使うべきなのか、僕自身の経験と周りの事例を踏まえてお話しします。
転職エージェントと転職サイトの違い
まず最初に整理しておきたいのが、転職エージェントと転職サイトの違いです。僕自身、この違いを理解するまでちょっと時間がかかりました。
転職サイトっていうのは、求人情報が載ってるウェブサイトのこと。マイナビやリクナビみたいな感じで、自分で検索して、自分で応募して、全部自分でやるタイプです。一方で転職エージェントは、担当者がついてくれるサポートサービス。この違いが意外と大きいんです。
| 項目 | 転職サイト | 転職エージェント |
|---|---|---|
| 求人の探し方 | 自分で検索・応募 | 担当者が希望に合う求人を紹介 |
| 非公開求人 | なし | あり(全体の7〜8割) |
| 年収交渉 | 自分で行う | 担当者が代行 |
| 面接対策 | なし | あり(模擬面接など) |
| 費用 | 無料 | 無料 |
リハビリ職の転職では、圧倒的にエージェントが有利です。理由は単純で、リハビリ業界って結構閉鎖的なんですよね。いい求人ほど表に出てこないし、年収交渉も「そんなこと言っていいの?」って遠慮しちゃう人が多い。僕がリハビリ業界に入った頃は、転職=逃げというイメージが強かったです。でも今は全然違います。むしろ積極的にキャリアを考えるのが当たり前の時代です。
理学療法士がエージェントを使うべき5つの理由
なぜ理学療法士こそエージェントを使うべきなのか。これには明確な理由があります。
1. 非公開求人にアクセスできる
これが一番大きいメリットかもしれません。実は転職エージェントが扱ってる求人の約7〜8割は非公開求人なんです。なんで非公開にするかっていうと、条件がいい求人って応募が殺到するから。病院や施設側も「いい人だけに来てもらいたい」って思ってるんですね。
僕の元同僚で整形外科クリニックから訪問リハビリに転職した人がいるんですが、その求人も非公開でした。年収が80万円も上がったって聞いた時は本当に驚きました。その人曰く「ハローワークで同じような求人探してたけど、全然条件が違った」とのこと。
2. 年収交渉を代行してくれる
年収交渉って、めちゃくちゃ言いにくくないですか? 僕も最初の転職の時は「お金の話をするのって図々しいのかな」って思ってました。でもエージェントを使えば、その辺りは全部プロがやってくれます。
実際に僕が知ってるPTで、エージェント経由で転職して年収が50万円以上アップした人がいます。その人は「自分じゃ絶対に言えなかった金額を、エージェントの人がサラッと交渉してくれた」って言ってました。これだけで年間50万円の差って、めちゃくちゃデカいですよね。
3. 在職中でもバレずに転職活動できる
これ、意外と重要なポイントです。転職活動してることが今の職場にバレるのって、結構リスクがあるんですよね。面接の日程調整とか、電話のやりとりとか、全部エージェントがやってくれるので安心です。
僕が整形外科クリニックを2か所経験した時も、2か所目への転職は在職中にやりました。最初のクリニックは小さめで昇給がほぼなくて、2か所目はリハビリに力を入れてるところで年収がだいぶ上がったんです。環境って本当に大事ですね。
4. 書類添削・面接対策で通過率が上がる
履歴書の書き方とか面接のコツとか、正直よくわからなくないですか? エージェントを使えば、その辺りのサポートも全部やってくれます。特に面接対策はめちゃくちゃ助かります。
模擬面接をやってくれるところもあるし、「この病院はこういう質問をよくします」みたいな内部情報も教えてくれる。これだけで面接の通過率がグンと上がります。正直、自力でやるよりも圧倒的に楽だし確実です。
5. 入職後のフォローがある
転職って、入職してからが本番じゃないですか。万が一「聞いてた話と違う」ってことになった時に、相談先があるのは心強いです。
僕の知り合いで、入職後に「残業代が出ないことが判明した」ってケースがあったんですが、エージェントが間に入って交渉してくれたそうです。一人だとなかなか言いづらいことも、第三者が入ることで解決しやすくなります。
失敗しないエージェントの選び方3つのポイント
転職エージェントといっても、正直ピンキリです。選び方を間違えると、いい転職はできません。
1. リハビリ職専門かどうか
総合型のエージェント(リクルートエージェントとか)と、リハビリ職専門のエージェントがあります。僕のおすすめは断然、専門型です。なぜかって、リハビリ業界の事情をよくわかってるから。
総合型だと「理学療法士ってなんですか?」レベルの担当者もいます。それだと話が通じなくて時間の無駄になっちゃう。専門型なら「訪問リハビリって大変ですよね」みたいな会話が普通にできるので、話が早いんです。
2. 求人数と対応エリア
これは地方在住の人は特に要チェックです。東京や大阪なら求人がたくさんあるけど、地方だと選択肢が限られることがあります。
僕は熊本にいるんですが、九州の求人をちゃんと扱ってるエージェントじゃないと意味がないですよね。登録前に、自分の住んでる地域の求人がちゃんとあるか確認した方がいいです。
3. 担当者との相性
これが一番大事かもしれません。どんなにいいエージェントでも、担当者との相性が悪いとうまくいかない。レスポンスが遅い、話を聞いてくれない、希望と違う求人ばかり紹介してくる、そんな担当者もいます。
合わないと思ったら、遠慮なく担当者の変更を申し出てOKです。僕の友人も一度変更してもらって、2人目の担当者とはすごくうまくいったって言ってました。
エージェントを上手に使うコツ
エージェントを使うなら、賢く使いたいですよね。いくつかコツがあります。
まず、複数登録が基本です。2〜3社くらいに登録しておくと、比較検討できるし、より多くの求人情報を得られます。エージェントによって得意な分野が違ったりするので、選択肢は多い方がいい。
希望条件は具体的に伝えることも大切です。「年収400万円以上」「残業月10時間以内」「車通勤OK」みたいに、具体的な数字で伝えた方がいいです。曖昧だと、全然違う求人を紹介されることがあります。
レスポンスは早めにするのもポイント。いい求人って、本当にすぐになくなっちゃうんです。だから連絡が来たら、なるべく早めに返事をする。これだけでも印象が全然違います。
あと「いい求人がなければ転職しない」というスタンスでもOKです。無理に転職する必要はないし、エージェントもそれを理解してくれます。むしろ「今より条件がよくなければ動かない」くらいの姿勢の方が、いい提案をしてくれることが多いです。
よくある質問(FAQ 4問)
Q1: 転職エージェントは本当に無料?
はい、完全に無料です。エージェントは転職が成功した時に、採用した病院や施設から紹介手数料をもらうビジネスモデルなので、転職者からお金を取ることはありません。僕も最初は「無料って怪しくない?」って思ったんですが、これがエージェント業界の一般的な仕組みです。
Q2: 今すぐ転職する気がなくても登録していい?
全然OKです。むしろ「いい求人があったら考える」くらいのスタンスで登録してる人の方が多いです。僕の知り合いも「情報収集のため」で登録して、半年後にいい求人に出会って転職しました。転職市場の動向を知るだけでも価値がありますよ。
Q3: エージェントに登録したら職場にバレる?
バレません。エージェントは守秘義務があるし、勝手に今の職場に連絡することは絶対にありません。ただし、面接で現在の職場の同僚に会う可能性はゼロじゃないので、その点だけは頭に入れておいてください。でもこれは自力で転職活動をしても同じリスクです。
Q4: 複数のエージェントに同時登録しても大丈夫?
むしろ推奨されてます。僕の周りでも2〜3社登録してる人がほとんどです。ただし、同じ求人に複数のエージェント経由で応募するのはNGなので、その点だけは注意してくださいね。
まとめ
転職エージェントを使うかどうかで、転職の成功率は大きく変わります。特に理学療法士の場合、非公開求人や年収交渉の部分で得られるメリットが大きすぎる。自力で探すのと比べて年収50万円の差が出ることも珍しくありません。無料で使えるサービスなので、使わない理由がないですよね。転職を考えてるなら、まずは一度相談してみることをおすすめします。
この記事を書いた人
富永康太(元理学療法士)
臨床経験10年以上。現在はDOPグループ代表として、リハビリ職の転職・キャリア支援に携わる。「給料が安い」「転職が不安」——そんなPT・OT・STの悩みに、現場を知る人間として本音でお答えします。
