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リハビリ職で育休が取りやすい職場の特徴5選|現場経験者が見分け方を解説

2026 4/01
職場環境・働き方
2026年4月1日
リハビリ職で育休が取りやすい職場の特徴5選|現場経験者が見分け方を解説

「育休、取りたいけど…うちの職場じゃ無理だよな」

そう諦めている理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の方、実は多いんじゃないでしょうか。僕自身、熊本で10年以上PTとして働いてきて、同僚や後輩から何度もこの相談を受けてきました。制度としては存在する。でも「取れる空気じゃない」「人手不足で言い出せない」という現実。これ、職場によって本当に差があるんです。ここでは、僕が見てきた現場の実態と、育休を取りやすい職場を見極めるポイントを本音で書いていきます。

目次

リハビリ職の育休取得率のリアル|職場で差がありすぎる現実

育休って、法律上は誰でも取れることになってます。でも実際のところ、リハビリ職の育休取得率はどうなっているのか。データと現場のズレを見ていきましょう。

厚労省データと現場感覚のズレ

厚生労働省の調査によると、女性の育休取得率は約80%、男性は約17%(2022年度)とされています。「意外と取れてるじゃん」と思うかもしれません。

ただ、これ医療・福祉業界全体の数字なんですよね。

リハビリ職に限定したデータは存在しないけど、現場感覚でいうと女性でも「取りにくい」と感じている人は相当多い。男性に至っては「え、男が育休?」という空気がまだ残っている職場も少なくありません。特に地方の中小規模施設では、統計と体感のギャップがかなり大きいと感じています。

同僚の育休体験で見た「取れる職場」と「取れない職場」

僕の周りの話をすると、同じ熊本県内でも職場によって全然違いました。

ある200床規模の回復期病院に勤めていた同期は、妊娠がわかった時点で上司から「いつから休む?」と聞いてもらえたそうです。代替スタッフの手配も病院側で進めてくれて、安心して育休に入れたと。

一方で、老健に勤めていた後輩は「人が足りないから早めに復帰してほしい」と言われ、結局3ヶ月で復帰。本人は1年取るつもりだったのに、です。

この差、何だと思いますか?

制度の有無じゃないんです。職場の人員体制と、管理職の理解度。ここが決定的に違う。だから転職を考えるとき、給料や通勤時間だけじゃなく「育休の取りやすさ」を確認することが、将来の自分を守ることにつながるんです。

育休が取りやすい職場の特徴ランキング5選

じゃあ具体的に、どんな職場なら育休が取りやすいのか。僕が見てきた事例をもとにランキング形式で整理してみました。

1位:人員配置に余裕がある(代替要員の確保体制)

ぶっちゃけ、これが最重要です。

育休を取るということは、その人の業務を誰かがカバーするということ。カバーできる人員がいなければ、いくら制度があっても「取りにくい空気」になります。

具体的には、PT・OT・STの各職種で1人が抜けても回る配置になっているかどうか。常勤スタッフが7〜8名以上いる職場だと、比較的余裕がある印象です。

2位:過去に育休取得の実績がある

「前例がある」って、すごく大事なんですよね。

「去年◯◯さんが育休取ったよ」という事実があるだけで、次の人が言い出しやすくなる。逆に、誰も取ったことがない職場では「言い出したら迷惑かな」という心理的ハードルが上がります。

面接や見学のときに「過去に育休を取った方はいますか?」と聞いてみてください。

3位:管理職に子育て経験者がいる

これ、意外と見落とされがちなポイント。

リハ科の科長やチーフが子育て経験者だと、育休の大変さや必要性を理解してくれていることが多い。「うちの子が小さいとき、大変だったからね」という一言で、相談しやすさが全然変わります。

逆に、独身の管理職や「自分は育休取らなかった」という人がトップだと、無意識に「取るの?」という空気が出ることも。

4位:法人規模が大きい(100床以上・複数拠点)

大きい法人のほうが、人事異動や応援体制が組みやすいんです。

100床以上の病院や、複数の施設を運営している法人だと、「A事業所が人手不足ならB事業所から応援」という対応ができる。グループ全体で育休取得を推進しているところも増えてきました。

まあ、大きければ絶対OKというわけでもないんですが、選択肢として有力なのは確か。

5位:残業が少なく有給消化率が高い

「有給すら取れない職場で、育休が取れるわけない」

これ、シンプルだけど真理です。有給消化率が70%以上、残業が月20時間以下の職場は、働きやすさを重視している可能性が高い。育休に対しても前向きなケースが多いです。

【職場別】育休の取りやすさを比較してみた

病院、施設、訪問…リハビリ職の働く場所はさまざま。職場形態ごとに育休の取りやすさを比較してみました。

急性期病院:取れるが復帰後がハード

急性期病院は比較的規模が大きく、人員も多いため育休自体は取りやすい傾向にあります。ただ、復帰後が問題。業務のスピード感が早く、ブランクを感じやすいという声をよく聞きます。

「復帰したら担当患者数が一気に増えて、体力的にキツかった」という同僚の話も。

回復期リハ病院:比較的取りやすい傾向

回復期はリハスタッフの人数が多い職場が大半。代替要員を確保しやすく、育休の前例も比較的多い印象です。

復帰後も急性期ほど急かされないので、「回復期に転職して育休を取った」という人も周りに何人かいます。

老健・特養:人手不足で厳しいケースも

正直なところ、老健や特養は厳しい職場が多いです。リハスタッフが2〜3名しかいないところもあり、1人抜けると業務が回らなくなる。

「妊娠を報告したら、露骨に嫌な顔をされた」という話を聞いたこともあります。もちろん全部の施設がそうじゃないですが、慎重に見極めたい職場形態ですね。

訪問リハビリ:意外と柔軟だが属人的

訪問リハビリは事業所によって差が大きいです。

柔軟な働き方ができる一方で、担当利用者を誰が引き継ぐかという問題がある。「この人じゃないとダメ」となりやすい訪問では、育休に入るタイミングや引き継ぎの調整が大変なケースも。

大手の訪問看護ステーションだと、スタッフ数が多くカバーしやすい傾向があります。

クリニック:少人数ゆえの難しさ

クリニックはPT1〜2名体制のところが多く、マジで厳しいです。

「育休取るなら辞めてほしい」と言われた話すら聞いたことがあります。もちろん違法なんですが、現実としてそういう職場がまだ存在する。クリニック志望の方は特に事前確認が必須です。

男性リハビリ職の育休取得|熊本の先輩PTに聞いた本音

女性の育休は徐々に当たり前になりつつありますが、男性はどうでしょうか。熊本で働くPT仲間に聞いた話をもとに、リアルな状況を書いてみます。

「取りたいけど言い出せない」の壁

「妻の出産に合わせて育休を取りたかったけど、言い出せなかった」

これ、何人もの男性PTから聞いた言葉です。制度があることは知っている。でも「男が育休?」という空気を感じて、結局有給を数日使うだけで終わったと。

特に上司が男性で、自分は育休を取らなかった世代だと「俺のときは取らなかったけど」みたいなことを言われるのが怖いと。心当たりありませんか?

実際に1ヶ月取得したPTの体験談

一方で、実際に育休を取った男性PTの話も聞けました。

熊本県内の回復期病院に勤める6年目のPTは、第一子の誕生に合わせて1ヶ月の育休を取得。「上司に相談したら『うちは取れるよ』とあっさり言われた。拍子抜けした」とのこと。

ポイントは、その病院には過去に男性の育休取得者がいたこと。前例があるかどうかで、こんなに違うんです。

周囲の反応と復帰後のキャリアへの影響

彼に聞いたところ、周囲の反応は「おめでとう」「いいね」という感じで、ネガティブな声はほとんどなかったそうです。復帰後も特に不利益なく、今は主任として働いています。

「育休を取ったら出世に響く」という噂もありますが、少なくとも彼の職場ではそんなことはなかった。職場選びさえ間違えなければ、男性でも育休は取れるし、キャリアにも影響しないということですね。

転職前に確認すべきチェックポイント7つ

育休が取りやすい職場かどうかを見極めるには、事前の情報収集が欠かせません。具体的にどこをチェックすべきか、まとめてみました。

求人票で見るべき項目

  • 「育児休業取得実績あり」の記載
  • 「くるみん認定」「えるぼし認定」の有無
  • 産休・育休制度の詳細説明
  • 時短勤務制度の有無と期間

特に「くるみん認定」を受けている職場は、子育て支援に力を入れていると国が認めた証拠。これがあるだけでかなり安心感があります。

面接で聞くべき質問例

「育休について聞いたら、採用に不利になるんじゃ…」と心配する人も多いです。でも、ちゃんとした職場ならそんなことはありません。

聞き方のコツは、直接的すぎない表現を使うこと。

  • 「将来的に育児と両立したいと考えているのですが、育休を取得された方はいらっしゃいますか?」
  • 「子育て中のスタッフさんはどのくらいいらっしゃいますか?」
  • 「復帰後の時短勤務は何歳まで可能ですか?」

これを聞いて嫌な顔をするような職場は、そもそも入らないほうがいいです。

口コミ・評判の調べ方

求人票や面接だけでは見えない部分もあります。そこで活用したいのが口コミサイト。

  • 転職会議
  • OpenWork(旧Vorkers)
  • ナスコミ(看護師向けだがリハスタッフの口コミもある)

「育休」「産休」でキーワード検索すると、実際に取得した人の声が見つかることもあります。ただ、口コミは主観的なので参考程度に。

育休を取りやすい職場に転職する方法

とはいえ、育休の取りやすさって外からは見えにくい情報ですよね。求人票には書いてあっても、実態は違うなんてこともある。そんなとき、内部情報を持っている人に頼るのが確実です。

転職エージェントに内部情報を聞く

リハビリ職専門の転職エージェントは、病院や施設の内部事情をかなり把握しています。

「この病院、過去に育休取った人いますか?」「男性でも取れそうな雰囲気ですか?」と聞けば、担当者が調べてくれることも多い。自分で聞きにくいことを代わりに確認してもらえるのは、エージェントを使う大きなメリットです。

以前勤めていた病院で、5年目のPTが転職して年収100万アップしたんです。そのとき「環境を変えるだけでこんなに変わるのか」と衝撃を受けました。育休の取りやすさも、同じように環境次第で全然違う。今の職場が合わないなら、転職という選択肢は全然アリです。

ハローワークより民間サービスが有利な理由

ハローワークでも求人は探せますが、正直なところ内部情報までは教えてもらえません。掲載されている情報がすべて。

民間の転職サービスは、実際にその職場に人を紹介した実績があるため、「前に紹介した人が育休取れてたよ」といったリアルな情報を持っていることがあります。

無料で相談できるので、育休を取りやすい職場を探しているなら一度話を聞いてみる価値はあります。登録は3分程度で完了するので、情報収集だけでも始めてみてください。

リハビリ職専門の転職サービスに無料相談する

よくある質問

リハビリ職でも育休は取れますか?

法律上は雇用形態に関係なく取得できます。ただし実際の取りやすさは職場の人員体制や風土によって大きく異なります。人員に余裕があり、過去に取得実績のある職場を選ぶことが重要です。

育休取得を理由に転職してもいいですか?

将来のライフイベントを見据えた転職は十分合理的な選択です。面接で「育児と両立できる環境を探している」と伝えても、理解のある職場なら問題ありません。むしろ、それで嫌な顔をする職場は避けたほうがいいでしょう。

男性PTでも育休は取れますか?

制度上は女性と同様に取得可能です。ただし実際の取得率は低く、職場の雰囲気や前例の有無が大きく影響します。過去に男性の育休取得者がいる職場を選ぶと、取得しやすい傾向があります。

育休中の給料はどうなりますか?

育児休業給付金として、休業開始から180日間は給与の67%、その後は50%が雇用保険から支給されます。また、社会保険料も免除されます。職場によっては独自の上乗せ制度を設けているところもあるので、事前に確認しておきましょう。

派遣やパートでも育休は取れますか?

一定の条件を満たせば取得可能です。具体的には「同じ事業主に1年以上雇用されている」「子どもが1歳6ヶ月になるまでに契約が満了しない」などの要件があります。契約更新のタイミングや雇用期間を事前に確認しておくことが大切です。

まとめ

育休が取れるかどうかは、制度の問題じゃなく、職場の問題。人員配置、前例の有無、管理職の理解…これらが揃った職場を選ぶことが、将来の自分と家族を守る第一歩です。今の職場で不安があるなら、環境を変えることを真剣に考えてみてください。

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富永康太

この記事を書いた人

富永康太(元理学療法士)

臨床経験10年以上。現在はDOPグループ代表として、リハビリ職の転職・キャリア支援に携わる。「給料が安い」「転職が不安」——そんなPT・OT・STの悩みに、現場を知る人間として本音でお答えします。

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