「理学療法士の給料って、やっぱり安いよね…」同期との会話で気づいた現実
先日、PT学校時代の同期と飲んだんです。
「富永、正直に聞くけど…理学療法士の給料って、やっぱり安くない?」
彼は今8年目で、都内の回復期病院に勤務。手取りは22万円だって言ってました。ボーナス込みでも年収350万円。「このままでいいのかな」って、すごく悩んでる様子でした。
あなたも同じような気持ちになったことありませんか?
「理学療法士になったのは間違いだったのかな…」
「他の職業の友達と比べると、明らかに給料が低い」
「将来、家族を養っていけるのだろうか」
こんな風に考えちゃうときってありますよね。
僕も新人時代は手取り17万円でした
実は僕も、最初はめちゃくちゃ給料が安かったんです(笑)
新卒で入った回復期病院。手取り17万円。ボーナスは1ヶ月分×2回だけ。年収にすると280万円くらいでした。
当時住んでた1Kアパートの家賃が6万円。光熱費、食費、車のローン…計算すると毎月ギリギリ。貯金なんて月1万円できれば良い方だったんですよ。
「これ、マジでヤバくない?」って思いました。
同期の中には「副業始めた」って子もいたし、「転職考えてる」って言う人も結構いました。でも当時の僕は「PTってこんなもんでしょ」って諦めてたんです。
でも10年経った今、年収は倍以上になった理由
ところが今、僕の年収は新人時代の倍以上になってます。
「えっ、どうやって?」って思いますよね。
実は理学療法士でも、やり方次第で年収を大幅にアップさせることは可能なんです。僕の場合は:
- 3年目で訪問リハビリに転職(年収380万円→450万円)
- 6年目で管理者になる(450万円→520万円)
- 副業でセミナー講師を開始(+年間100万円)
- 現在は独立してDOPグループ代表(年収700万円以上)
もちろん独立は誰にでもおすすめできるわけじゃないけど、転職だけでも年収100万円以上アップすることは珍しくありません。
だって僕の周りには、年収500万円、600万円稼いでるPTがゴロゴロいますから。
理学療法士の給料の現実と、具体的な年収アップの方法を詳しく解説していきます。「給料が安い」って諦める前に、まずは現状を正しく把握することから始めましょう。
理学療法士の給料平均【2024年最新データ】地域・年代・職場別に徹底分析
それでは、2024年の最新データを使って理学療法士の給料の実態を見ていきましょう。
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、理学療法士の平均年収は約405万円です。月給にすると33.8万円ですね。
「え、意外と高くない?」って思いました?でも、これボーナス込みの数字なんです。実際の基本給は25万円程度。これが現実。
全国平均年収は405万円(月給33.8万円)
詳しい内訳を見てみると:
- 基本給:約25万円
- 諸手当:約8.8万円
- ボーナス:年間98万円(月給の約3ヶ月分)
ただし、これは全国平均。地域や職場によってかなり差があるんです。
年代別給料の推移|20代から50代まで
年代別に見ると、こんな感じです:
- 20代前半:年収320万円(月給26.7万円)
- 20代後半:年収360万円(月給30万円)
- 30代前半:年収390万円(月給32.5万円)
- 30代後半:年収420万円(月給35万円)
- 40代:年収450万円(月給37.5万円)
- 50代:年収480万円(月給40万円)
正直、昇給幅が小さいですよね。10年働いても月給が10万円も上がらない。これが理学療法士の厳しい現実です。
地域別格差が想像以上に大きい件
地域格差。これがマジでヤバいんです。
高収入エリア:
- 東京都:年収480万円
- 神奈川県:年収460万円
- 愛知県:年収440万円
低収入エリア:
- 沖縄県:年収320万円
- 青森県:年収340万円
- 宮崎県:年収350万円
なんと、最大160万円の差があります。同じ仕事なのに、住んでる場所だけでこんなに違うって、おかしくないですか?
職場別年収ランキング|病院vs訪問vs老健
職場による違いも大きいです:
- 訪問リハビリ:年収450〜550万円
- 急性期病院:年収380〜450万円
- 回復期病院:年収360〜420万円
- 老人保健施設:年収340〜400万円
- デイサービス:年収320〜380万円
うちのスタッフで、40代から訪問リハビリに転職した人がいるんですけど、「もっと早く動けばよかった」って毎回言ってます。年収が100万円以上アップしたそうです。
でも、他職種と比べるとどうでしょう?看護師の平均年収は508万円、薬剤師は580万円。同じ医療職でも結構な差がありますよね。
この現実を踏まえた上で、どうやって年収を上げていくか。次のセクションで具体的な方法を見ていきましょう。
「え、そんなに差があるの?」年収500万円以上のPTと300万円台のPTの違い
正直、同じ理学療法士なのに年収300万円台と500万円以上って、かなりの差ですよね?
僕も最初は「みんな同じような給料でしょ」って思ってました。でも実際に業界にいると、この差がどこから生まれるのか見えてくるんです。
先輩で年収550万円のPTがいるんですが、その人と年収320万円の同期を比べると、働き方が全然違う。同じ資格なのに、なぜこんなに差が出るのか?
年収500万円以上のPTがやっている3つのこと
1. 専門分野を極めている
高年収のPTって、必ず「◯◯といえばあの人」っていう分野を持ってます。脳卒中リハビリ、スポーツ理学療法、呼吸器リハビリ…なんでもいいんです。
僕の知り合いで年収520万円のPTは、心臓リハビリの専門家として病院からヘッドハンティングされました。「替えの利かない人材」になってるんですよね。
2. 転職を戦略的に使っている
これ、マジで重要。年収500万円超えの人たちって、だいたい2〜3回は転職してます。同じ職場にずっといても、給料って劇的には上がらないから。
3. 副業や研修講師をやっている
本業だけじゃなくて、講師料や執筆料で月3〜5万円プラスしてる人が多い。これだけで年間50万円近く違ってきますからね。
年収300万円台で停滞するPTの特徴
逆に、年収が上がらない人の共通点も見えてきました。
まず、転職を考えたことがない人。「今の職場が楽だから」「人間関係がいいから」って理由で、ずっと同じところにいる。気持ちはわかるんですけど、給料面では厳しい現実が…
あと、勉強会や学会に参加しない人も多いんです。「忙しいから」「お金がかかるから」って言うけど、それって自分への投資を怠ってるってことなんですよね。
実際、僕の同期で年収がずっと変わらない人がいるんですが、新人の頃から同じ知識・技術のまま。患者さんには一生懸命なんですけど、自分のスキルアップには無関心なんです。
でも、これって決して悪いことじゃない。ただ、年収を上げたいなら、やり方を変える必要があるってことです。
年収の差って、結局は「市場価値の差」なんですよね。あなたがどれだけ「この人じゃないとダメ」って思われるか。そこが分かれ道になってます。
理学療法士の給料が安い3つの根本原因|業界の構造的問題を解説
診療報酬に縛られた給与体系の限界
理学療法士の給料が安い最大の原因。それが診療報酬制度なんです。
病院や施設の収入って、国が決めた診療報酬点数で決まってるんですよね。PT1人が1単位(20分)で取れる点数は決まってる。だから「PTがどれだけ頑張っても、売上に上限がある」っていう構造になってます。
僕が働いてた回復期病院でも、1日18〜20単位が上限でした。どんなに優秀なPTでも、新人でも、取れる点数は一緒。これじゃあ給料に差をつけられないですよね?
しかも診療報酬って、基本的に下がる傾向にある。2018年の改定でも維持期のリハビリ点数が削減されたし、2024年改定でも厳しい見直しが続いてる。病院経営が苦しくなれば、当然PTの給料も上がりにくくなります。
PT養成校急増で起きた「供給過多」問題
これ、マジでヤバい問題だと思ってます。
2000年頃から理学療法士の養成校が急激に増えたんです。僕が学生だった頃(2010年代前半)でも「PT足りない」って言われてたけど、今は完全に供給過多。
データで見ると分かりやすいんですが:
- 2000年:約5,000人/年の新卒PT
- 2020年:約13,000人/年の新卒PT
- でも高齢者数の伸びは鈍化
需要と供給のバランスが完全に崩れてるんですよね。「PTなんて誰でもいい」って思われちゃう環境になってる。だから給料も上がらない。
実際、僕の知り合いの人事担当者は「応募者が多すぎて、給料下げても人が来る」って言ってました(笑)。これが現実なんです。
管理職ポストが圧倒的に少ない構造
理学療法士のキャリアパス。めちゃくちゃ限定的なんです。
一般企業だと、係長→課長→部長→役員みたいな昇進ルートがある。でもPTの場合は?主任→副技士長→技士長。これだけ。しかも各ポストに1〜2人しかなれない。
100人のPT部門があっても、管理職になれるのは5人程度。残り95人は、定年まで「平PT」のまま。昇進による年収アップが期待できないんですよね。
僕が前職で働いてた病院も、技士長は1人、副技士長が2人。200人近くいるリハスタッフの中で、たった3人だけ。「頑張れば昇進できる」なんて幻想でした。
だから多くのPTが「このままじゃ年収上がらない」って気づいて、転職や副業を考え始めてる。あなたもそうじゃないですか?
給料アップの現実的な方法5選|僕が年収400万円→650万円にした戦略
実際に僕も年収400万円から650万円まで上げた方法を、包み隠さず全部教えますね。
この5つの戦略、マジで効果あります。特に①と③は即効性があるから、今すぐ始めてみてください。
①転職で職場を変える(最も効果的)
これが一番手っ取り早い方法。僕も最初の転職で年収が80万円アップしました。
回復期リハ病院から訪問リハに転職したんですけど、基本給が5万円も違ったんです。同じPTなのに(笑)
特に狙い目は:
- 訪問リハビリ(インセンティブあり)
- 整形外科クリニック(残業代しっかり)
- 介護老人保健施設(夜勤手当あり)
「転職って怖い」って思うかもしれないけど、今の職場にずっといても年収は上がりません。断言します。
②専門性を高めて差別化する
認定理学療法士や呼吸療法認定士を取得すると、資格手当で月1〜3万円アップする職場が多いんです。年間で12〜36万円の差ですよ?
僕は心臓リハビリテーション指導士を取って、循環器専門のクリニックに転職。専門性があると転職でも有利になります。
③副業で収入の柱を増やす
これ、めちゃくちゃ重要。本業だけに頼ってたら危険すぎる。
僕がやってる副業:
- 訪問リハの非常勤(土日で月8万円)
- リハコンパス運営(月15〜20万円)
- 研修会講師(1回3〜5万円)
最初は土日の非常勤から始めてみてください。月5〜8万円は確実に稼げます。
④管理職を目指す
リハビリ部門の主任や科長になると、役職手当で月3〜8万円はつきます。でも正直、責任が重くてストレスも増える(笑)
マネジメントが好きな人にはおすすめですけどね。僕は現場が好きだったから、管理職は早めに諦めました。
⑤地方の高給与求人を狙う
意外かもしれないけど、地方の方が給料高い場合があるんです。特に過疎地域の病院は年収500万円以上の求人がゴロゴロある。
住居費も安いから、実質的な手取りは都市部より多くなることも。ただし、車は必須ですけどね。
この中で一番効果があるのは、やっぱり①の転職。だって僕も含めて、年収アップに成功したPTのほとんどが転職してますから。
転職で年収100万円アップは普通|失敗しない転職のコツ
とはいえ、転職って正直ハードル高いですよね?
「今の職場より悪くなったらどうしよう」って不安になるの、めちゃくちゃ分かります。でも実際のところ、転職で年収100万円アップなんて普通にある話なんです。
僕の知り合いのPTでも、病院から訪問看護ステーションに転職して年収が320万円→450万円になった人がいます。これ、たった1回の転職で130万円アップですよ?
「転職で年収下がった…」を避ける3つのポイント
でも失敗例もあるんですよね。同期の田中くん(仮名)は、焦って転職したら月給が3万円も下がっちゃいました(笑)
彼の失敗から学んだポイントがこちら:
- 基本給と手当を分けて確認する(見た目の総額に騙されない)
- 昇給制度があるかチェック(5年後を考える)
- 転職理由を明確にしておく(年収だけじゃダメ)
特に基本給は重要。手当が多くて総額が高く見えても、ボーナスは基本給ベースだったりするから。
年収アップ転職の成功事例3選
実際にうまくいった例も紹介しますね:
事例①:病院→老健(年収320万→380万円)
夜勤手当とリーダー手当で60万円アップ。ただし責任は重くなった。
事例②:病院→訪問リハ(年収350万→480万円)
件数インセンティブで大幅アップ。体力的にはきついけど、やりがいもある。
事例③:病院→デイサービス管理者(年収330万→420万円)
マネジメント経験が評価されて管理職として採用。
転職エージェント活用で年収交渉を有利に
ここだけの話、年収交渉って一人でやるのは結構しんどいんです。
僕も最初の転職では「お給料の話をするのが気まずくて…」って感じで、結局言い出せずじまい。でも転職エージェントを使った2回目の転職では、担当者が代わりに交渉してくれて月給5万円アップできました。
特にPT専門の転職エージェントなら、業界の給与相場も詳しいし、「この経験なら◯◯万円は妥当です」って根拠も示してくれる。
あなたも一人で悩まずに、プロの力を借りてみませんか?
【体験談】僕が使って良かった転職サービス3選|年収アップ成功の秘訣
レバウェルリハビリ|求人数と条件交渉力がすごい
実は僕、転職活動で3つのサービスを同時に使ったんです。その中でも一番頼りになったのがレバウェルリハビリでした。
何がすごいって、求人数が圧倒的。非公開求人だけで1万件以上あるって言われて、最初は「本当かよ」って思ってたんですけど(笑)。でも実際に紹介してもらった求人の質が高くて驚きました。
特に年収交渉がエグい。担当者の山田さん(仮名)が「年収380万円って提示されてますが、経験年数を考えると420万円は狙えますよ」って言って、本当に40万円アップで決まったんです。自分一人じゃ絶対に言えなかった金額。
PTOTSTワーカー|地方求人に強くて助かった
僕、熊本在住なんですけど、地方の求人って意外と少ないんですよね?
でもPTOTSTワーカーは地方に強い。熊本の訪問リハや老健の求人を20件以上紹介してくれました。しかも地元の給与相場を詳しく教えてくれて。「熊本だと年収350万円が平均ですが、この法人は400万円スタートです」みたいな。
担当の田中さんは元々PT出身で、現場のリアルを分かってくれるのが良かった。「この病院、残業多いって聞きますよね」とか、内部事情も教えてくれるんです。
マイナビコメディカル|大手の安心感と情報量
マイナビコメディカルは、やっぱり大手の安心感がありますね。求人票の情報がめちゃくちゃ詳しい。
「年間休日120日」「昇給実績:月5,000円」「研修制度:新人研修3ヶ月、外部研修費補助あり」って具体的に書いてあって。これ、すごく重要だと思うんです。曖昧な求人票って後でトラブルになりがちだから。
面接対策も充実してました。「なぜ転職するんですか?」「5年後のキャリアプランは?」みたいな定番質問の答え方を一緒に考えてくれて。おかげで面接で緊張せずに済んだ。
ここだけの話、3社使い分けるのがコツです。レバウェルで条件交渉、PTOTSTワーカーで地方求人、マイナビで情報収集って感じで。
年収アップって一人じゃ限界がある。でもプロの力を借りれば、思ってる以上に上がるもんですよ。僕も最初は「転職エージェントって怪しくない?」って思ってたけど、使ってみて良かった。
あなたも今の給料に不満があるなら、まずは相談だけでもしてみませんか?
理学療法士の給料に不満があるなら、今すぐ行動しよう
「いつか転職しよう」では年収は上がらない
正直に言います。「いつか給料の良い職場に転職したいな」って思ってるだけじゃ、年収は1円も上がりません。
僕の周りにも「転職したい転職したい」って言い続けて、結局5年も同じ職場にいるPTがいます。その間に同期は他の病院で年収50万円アップしてるのに(笑)
なぜ行動しないのか?
理由は簡単です。現状に完全に絶望してないから。「まあ、なんとか生活できてるし」って思考になっちゃうんですよね。
でも、考えてみてください。あなたが今30歳だとして、このまま10年間同じ給料で働き続けたら、生涯年収でどれくらい損するか分かりますか?年収50万円の差でも、10年で500万円です。家が買えちゃう金額
この記事を書いた人
富永康太(元理学療法士)
臨床経験10年以上。現在はDOPグループ代表として、リハビリ職の転職・キャリア支援に携わる。「給料が安い」「転職が不安」——そんなPT・OT・STの悩みに、現場を知る人間として本音でお答えします。
