「リハビリ職って将来大丈夫?」あなたも不安になってませんか
「この仕事、本当に将来大丈夫かな…」
夜勤明けの帰り道、ふとそんなことを考えてしまう。あなたも最近、そんな不安を抱えてませんか?
僕のところにも、毎日のようにこんな相談が届くんです。「AIに仕事を奪われるんじゃないか」「診療報酬がまた下がったら…」「同期がどんどん転職していく」。
気持ち、めちゃくちゃ分かります。
特に最近は、リハビリロボットのニュースを見るたびにドキッとしますよね。HAL(ハル)とかロボットスーツとか、確実に進歩してる。「俺たちの仕事、本当にこのままでいいのか?」って。
でも一番キツいのは、診療報酬改定の度に感じるあの重い空気じゃないですか。
病院の会議で「来年度の単価が下がります」って聞いた時の、あの嫌な感じ。回復期リハの日数制限が厳しくなったり、維持期の算定が変わったり。「この業界、先細りなんじゃ…」って思っちゃう(笑)
僕も10年前は同じことを考えてました
実は僕も、PT3年目の頃に本気で転職を考えたことがあるんです。
きっかけは、尊敬していた先輩が急に「一般企業に転職する」って言い出したこと。その先輩、すごく優秀だったんですよ。でも「この業界にいても給料上がらないし、将来が見えない」って。
その時の僕は、マジで焦りました。
「え、あの先輩でも不安に思うなら、俺なんて…」って。周りを見渡すと、同期も「転職サイトに登録した」とか「副業始めた」とか言い始めてるし。
あなたも今、同じような状況じゃありませんか?
SNSを見れば、リハビリ職の将来を不安視する投稿ばかり。「AIに代替される仕事ランキング」にリハビリ職が入ってるのを見て、夜も眠れなくなったり。
けど、ここで一つ伝えたいことがあります。
確かに業界は変わってる。でも「変化」って、見方を変えれば「チャンス」なんですよね。実際、この10年で僕の周りには年収を大幅にアップさせた人たちもたくさんいるんです。
大事なのは、ただ不安になるんじゃなくて、現実を正しく理解すること。そして、生き残るための戦略を立てることなんです。
作業療法士・理学療法士の将来性【データで見る現実】
実際のデータを見ると、PT・OTの将来性って結構複雑なんですよね。
まず良いニュースから。高齢化社会の影響で、リハビリの需要は確実に伸びてます。厚生労働省の統計だと、2025年には65歳以上の人口が30%を超える予測。つまり、理学療法や作業療法が必要な人は間違いなく増える。
リハビリテーション市場も右肩上がり。2020年の市場規模は約1.2兆円でしたが、2030年には1.8兆円まで成長する見込みです。これ、かなり期待できる数字ですよね?
需要は確実に伸びている(でも供給も増えてる)
でも、ここからが問題。
養成校がめちゃくちゃ増えてるんです。理学療法士の養成校は2000年の100校から、2023年には280校まで急増。作業療法士も同様で、180校を超えてます。
その結果、有資格者数も爆増。理学療法士は約19万人、作業療法士は約10万人(2023年時点)。毎年1万人以上の新卒者が市場に出てきてる計算です。
求人倍率を見ると、以前は5倍以上あったのに、今は地域によって1.2〜2.5倍程度。まだ売り手市場だけど、明らかに競争は激しくなってますね。
以前勤めていた病院で、5年目のPTが転職して年収100万アップしたんです。でも、それって「スキルがあったから」なんですよ。単に資格があるだけじゃ、もう厳しい時代になってきてる。
給与水準の推移と地域格差
給与面も現実を知っておきましょう。
PT・OTの平均年収は約430万円(厚労省調査)。これ、10年前とほぼ変わってません。需要が増えても、供給も増えてるから給与が上がりにくい構造になってる。
地域格差も深刻です。東京都の平均年収は480万円だけど、地方だと350万円台の県もある。130万円の差って、けっこうキツいですよね?
特に注意したいのが、介護保険分野。報酬改定のたびに単価が下がる傾向にあって、経営が厳しい事業所も増えてます。
つまり、PT・OTの将来性は「ある」けど、みんなが同じように恩恵を受けられるわけじゃない。差が開く時代に入ってるんです。
正直ヤバい?リハビリ職が直面している課題
とはいえ、僕らリハビリ職が直面している現実はそう甘くない。正直に言うと、かなりヤバい状況が進行中なんです。
まず一番深刻なのが診療報酬・介護報酬の減額傾向。これ、現場で働いてる人なら肌で感じてるはず。僕が新人の頃と比べて、単位数あたりの点数はジワジワ下がってる。「効率化」って言葉でごまかしてるけど、要するに「同じ仕事でもらえるお金が減ってる」ってこと。
AIに奪われる仕事、奪われない仕事
AI・ロボット技術の進歩も無視できない。「リハビリは人と人の関わりだから大丈夫」なんて思ってません?それ、ちょっと甘いかも。
確かに患者さんとの関係性とか、細かい心理的フォローはAIには難しい。でも歩行分析とか、動作解析、評価の一部なんかは既にAIの方が正確だったりする。僕の知り合いの施設では、歩行解析システム導入後、スタッフの評価時間が30%短縮されたって話も聞いた。
つまりAIに「奪われる仕事」と「奪われない仕事」の境界線が、思ってるより早く引かれるかもしれない。
報酬改定の影響を現場で実感した話
あと深刻なのが養成校乱立による質の低下問題。これマジでヤバい。僕が学生の頃は県内に2校しかなかったOT養成校が、今は5校もある。でも臨床実習先は増えてないから、1人の学生にかけられる指導時間は確実に減ってる。
実際、新人指導してて「基本的な解剖学も怪しい」って子が増えた気がする。これって業界全体のレベル低下につながるから、結果的に僕らの職業の価値も下がっちゃうんです。
そして働き方改革の残業規制。これ自体は良いことなんだけど、現実問題として「サービス残業」が増えてる施設も多い。記録は家に持ち帰り、勉強会は「自主参加」扱い。表向きは労働時間短縮、でも実際の負担は変わらない(笑)
こうした課題が重なって、業界全体が「安かろう悪かろう」の方向に向かってるのが現状。だからこそ、個人レベルでの差別化戦略が重要になってくるんです。
でも悲観しすぎる必要なし!理学療法士・作業療法士の強み
でも、そんな厳しい現実を聞くと「じゃあPT・OTはもうダメなの?」って思いますよね。
ちょっと待ってください。確かに課題は山積みだけど、悲観しすぎる必要はありません。僕らの仕事には、他の職種にはない強みがたくさんあるんです。
実は活躍フィールドは広がってる
まず、高齢化社会における需要は絶対的。これは間違いない事実です。2025年には75歳以上の人口が約2,180万人になるって言われてて、リハビリ需要は確実に増え続けます。
でも「病院でのリハビリ」だけじゃないんですよね、今は。
予防領域がめちゃくちゃ伸びてる。フィットネス業界、企業の健康経営、介護予防事業…。僕の同期も何人か予防分野に転職してるけど、「病院時代より楽しい」って言ってます(笑)。
実際、経産省のデータを見ると、ヘルスケア産業の市場規模は2025年に約33兆円になる予想。この中で、運動指導や機能訓練の専門家として僕らが活躍できる場面は確実に増えてるんです。
チーム医療における立ち位置も強い。医師や看護師と違って、患者さんと1対1で長時間関われるのは僕らだけ。この関係性の深さは、AIには絶対に代替できない部分ですよね。
「ありがとう」がもらえる仕事の価値
これ、めちゃくちゃ大事なポイント。
僕が新人の頃、脳梗塞で右半身麻痺になった60代の男性を担当したことがあります。最初は「もう歩けない」って諦めてたその人が、3ヶ月後に杖で歩けるようになった時の笑顔…。今でも忘れられません。
「先生のおかげで孫と手を繋いで歩けるようになった」って言われた時、この仕事の価値を改めて実感したんです。
年収が低い、将来が不安…確かにそうかもしれない。でも、人の人生を直接変えられる仕事って、そうそうありませんよね?患者さんから直接「ありがとう」って言われる瞬間は、お金では買えない価値があります。
だからこそ、この強みを活かしながら、どう戦略的にキャリアを築いていくかが重要。悲観的になるより、僕らの持ってる武器をどう磨いて、どう活用するかを考えた方が建設的ですよ。
将来性を高めるために今すぐできる5つの戦略
じゃあ具体的に、将来性を高めるために何をすればいいのか。今日から始められる戦略を5つ紹介しますね。
認定資格は本当に意味がある?
専門性を極めることが、一番確実な差別化戦略です。でも「認定資格なんて意味ない」って声もよく聞くんですよ。
これ、半分正解で半分間違い。確かに資格だけじゃ年収は上がらない。けど、専門分野を持つことで転職市場での価値は確実に上がります。
僕の知り合いで、呼吸器認定療法士を取った理学療法士がいるんですが、急性期病院から引く手あまたになりました。年収も50万円アップ。資格そのものより「この分野なら任せられる」って信頼を得たのが大きかったですね。
- 認定理学療法士・認定作業療法士
- 呼吸器認定療法士
- 心臓リハビリテーション指導士
- 福祉住環境コーディネーター
どれでもいいから、一つ極めてみてください。
管理職になりたくない人こそ読んで
「管理職は面倒だし、患者さんと関わりたい」って思ってませんか?気持ちはわかるんですが、マネジメントスキルは現場でも絶対に活きるんです。
チームをまとめる力、スケジュール管理、後輩指導。これって全部、日常業務で必要なスキルですよね?
実際、僕も最初は管理職なんて興味なかったんですが(笑)、リーダーシップ研修を受けてから患者さんとの関係も良くなったし、他職種との連携もスムーズになりました。
マネジメント経験があると転職でも有利。年収交渉でも強いカードになります。
副業で月5万稼ぐ現実的な方法
IT・デジタルスキルは、もはや必須。電子カルテは当たり前として、データ分析やオンラインでの情報発信ができると、一気に差がつきます。
でも、それより現実的なのが副業。収入源を複数持つことで、本業での交渉力も上がるんですよ。
リハビリ職でできる副業って実はたくさんあって:
- 訪問リハビリの非常勤(時給2000円〜3000円)
- オンラインでの運動指導
- 医療系ライティング
- セミナー講師
僕の周りでも、週末だけの訪問リハで月5万円稼いでる人は結構います。これだけで年間60万円の差ですからね。
そして最後に、転職市場での自分の価値を定期的にチェックすること。転職する気がなくても、求人サイトを見たり、転職エージェントと話したりして、今の市場価値を知っておく。
これをやってると、今の職場での立ち位置も客観視できるし、いざという時の選択肢も広がります。将来性への不安も、具体的な戦略があれば怖くないですよ。
職場選びで将来性は変わる!転職で人生を変えた同期の話
同期のA君が年収100万アップした転職術
実は僕の同期のA君の話をしたいんです。彼、新卒で回復期病院に就職して、5年間真面目に働いてたんですよ。でも年収は350万円で頭打ち。昇進の道筋も見えない状況でした。
「このままじゃヤバい」って思ったA君、思い切って都市部の訪問看護ステーションに転職したんです。そしたらなんと、年収が450万円に(笑)。しかも在宅分野の経験を積んで、今では管理者候補として育成されてます。
何が違ったかって?職場選びです。
A君が転職で重視したのは3つ。成長できる環境があるか、給与体系が明確か、キャリアパスが見えるか。前の職場は「なんとなく続けてる」感じだったけど、新しい職場は明確なビジョンがあったんです。
地方にいると選択肢が限られるって思いがちだけど、最近はオンライン研修とかリモートワークも増えてるんですよね。A君も地方出身だったけど、思い切って環境を変えたのが成功の鍵でした。
こんな職場は将来性ゼロ(見分け方)
逆に、これはマズいなって職場の特徴も見えてきました。A君の前職がまさにそうだったんです。
- 研修費が自腹(スキルアップする気ないってこと)
- 昇進の基準が曖昧(年功序列で実力関係なし)
- 新しい取り組みを嫌がる(時代の変化についていけない)
- 離職率が高い(人を大切にしてない証拠)
あなたの職場はどうですか?当てはまる項目が多いなら、正直将来性は厳しいかも。
僕が見てきた中で成長してる人って、やっぱり環境選びが上手なんです。「ここにいても成長できない」って思ったら、早めに行動してる。だって、PT・OTの需要自体は絶対になくならないから、問題は「どこで働くか」なんですよね。
A君も言ってました。「もっと早く転職すればよかった」って(笑)。でも30代前半だったから、まだまだ選択肢があったのも事実です。
理学療法士と作業療法士、どっちが将来性高い?
PTとOTの需要予測を現場目線で分析
よく聞かれるんです。「PTとOT、どっちが将来性あるの?」って。
正直言うと、これ答えるの難しい。なぜなら、どちらも超高齢社会では絶対に必要な職種だから。でも、それぞれの専門性や働く場所によって、将来性に差が出てくるのも事実なんですよね。
理学療法士(PT)の強みは、やっぱり運動器疾患や脳血管疾患への対応力。整形外科クリニックから回復期病院、訪問リハまで幅広く活躍できる。僕が見てきた限り、PTの方が求人数は多い印象です。
一方で作業療法士(OT)は、認知症や精神科領域での専門性が光る。これからの時代、認知症患者は確実に増えるから、この分野での需要は伸びそう。老健や地域包括ケアでも重宝されてます。
給与面では、正直そんなに大きな差はない。平均年収でいうと、PTが350〜400万円、OTが340〜390万円くらい。
でも昇進に関しては、PTの方が管理職になりやすい傾向があるかな。リハビリ科の責任者はPTが多いし、病院の役職に就く機会も多い気がします。
結論:どちらも生き残れるけど条件がある
結論。PTもOTも将来性はある。ただし条件付きです。
その条件って何か?専門性を磨き続けること。これに尽きる。
PTなら、スポーツ理学療法や呼吸器、循環器の専門性。OTなら、認知症ケアや手外科、発達障害への対応力。こういう「この人じゃないとダメ」って思われる分野を持つことが大切。
あとは働く場所の選択肢を広げること。病院だけじゃなく、訪問リハ、デイサービス、企業での健康管理、スポーツ分野など、活躍できるフィールドは意外と多い。
実際、僕の同期で成功してる人たちを見ると、みんな何かしらの専門分野を持ってるんですよ。しかも、その分野で「○○といえばあの人」って言われるレベルまで極めてる。
だから「PTとOT、どっちが将来性高い?」って質問には、こう答えます。「どちらも将来性はあるけど、専門性を磨かない人は厳しい」って。
あなたはどちらの職種でも、自分の強みを見つけて伸ばしていけば大丈夫です。
将来性に不安を感じたら、まず転職市場を知ることから始めよう
あなたはどちらの職種でも、自分の強みを見つけて伸ばしていけば大丈夫です。
でも正直、将来性への不安って完全には消えないですよね?
そんな時は、まず転職市場を知ることから始めてみてください。僕も5年目の時、このままでいいのかなって悩んで転職活動を始めたんです。結果的に転職はしなかったけど、市場を知ることで自信がついた。
転職活動って「今すぐ辞めたい人がやるもの」じゃないんですよ。情報収集なんです。自分の市場価値を知るための手段。
実際に求人を見てみると分かるけど、PT・OTの需要はまだまだある。でも条件の良い職場は、やっぱり経験やスキルを求めてる。だからこそ、今のうちに自分の価値を客観視しておくことが大切。
僕が実際に使って良かった転職サービス3選
ここだけの話、僕も最初は一人で転職活動してたんです。けど効率悪すぎて(笑)
転職エージェントを使ってからは全然違った。特にこの3つは本当におすすめ:
- PT・OT・ST WORKER:リハビリ専門だから話が早い。年収交渉もしてくれる
- マイナビコメディカル:大手の安心感。求人数が圧倒的に多い
- メドフィット:地方の求人に強い。僕の地元熊本でも良い案件があった
登録は無料だし、転職しなくても全然OK。むしろ「今は転職考えてないけど、市場を知りたくて」って正直に言えば、親身になってくれますよ。
転職活動で分かった自分の価値(体験談)
僕が転職活動した時の話なんですけど。
最初は「経験年数しか武器がない」って思ってたんです。でもエージェントと話してるうちに、自分でも気づかなかった強みが見えてきた。患者さんとのコミュニケーション能力とか、チーム連携での調整力とか。
結果的に、今の職場より年収50万円アップの提案を3社からもらった。転職はしなかったけど、自分の価値を知れたことで今の職場での交渉材料にもなったんです。
あなたも絶対に、自分で思ってるより価値がある。けど一人じゃ気づけないんですよね、それって。だからプロに客観視してもらうことが大事。
将来への不安があるなら、まずは情報収集から始めてみませんか? 転職するかどうかは後で決めればいい。知ることで選択肢が増えるし、今の職場でも自信を持って働けるようになりますから。
この記事を書いた人
富永康太(元理学療法士)
臨床経験10年以上。現在はDOPグループ代表として、リハビリ職の転職・キャリア支援に携わる。「給料が安い」「転職が不安」——そんなPT・OT・STの悩みに、現場を知る人間として本音でお答えします。
