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理学療法士の給料が安いのは当たり前?年収アップの現実的な方法を10年目PTが解説

2026 5/05
給料・年収
2026年5月5日
目次

「理学療法士の給料、安すぎじゃない?」そう感じているのはあなただけじゃない

「うわ、また給料明細見るのが憂鬱…」

そう思いながらスマホを開いているPTさん、めちゃくちゃ多いんですよね。僕のところにも「富永さん、理学療法士の給料って、やっぱり安すぎませんか?」っていう相談がほぼ毎日届きます。

あなたも同じ気持ちでこの記事を読んでくれているんじゃないですか?

安心してください。その気持ち、めちゃくちゃわかりますよ。だって僕も通ってきた道だから。

僕も新人時代、手取り17万円で絶望した話

今だから笑って話せるけど、新人時代の僕は手取り17万円でした(笑)。

「国家資格取ったのに、これ?」って思いましたもん。同期の看護師は夜勤手当があって月25万円。「同じ医療職なのに、なんでこんなに差があるの?」って、正直めちゃくちゃ悔しかった。

家賃6万円のアパートに住んでたんですけど、光熱費や食費を差し引くと、もう自由に使えるお金なんてほとんどなし。友達との飲み会も「今月はちょっと…」って断ることが多くて。

「これで一生やっていけるのかな?」そんな不安に押しつぶされそうでした。あなたも同じ気持ちになったことありませんか?

「国家資格なのに、なんでこんなに安いの?」

この疑問、本当によく聞きます。

僕がリハビリ業界に入った頃は、転職=逃げというイメージが強かったです。でも今は全然違う。「給料安いから転職したい」って相談してくれる後輩たちを見てると、むしろ「よく気づいたね」って思うんですよね。

だって冷静に考えてみてください。4年制大学出て、国家試験受けて、人の体を預かる責任ある仕事してるのに、手取り20万円以下って…。コンビニのアルバイトリーダーの方が稼いでる場合もありますからね。

「でも、やりがいがあるから」「患者さんのために」って気持ちも大切です。けど、生活できなかったら続けられません。

この現実に気づいて、何とかしたいって思っているあなたは、すごく健全な感覚を持ってると思います。むしろ、もっと早く気づくべきだったかもしれませんね。

理学療法士の給料が安い3つの構造的な理由

診療報酬に縛られた給料システム

理学療法士の給料が安い最大の理由。それは診療報酬制度なんです。

病院や施設は、あなたが患者さんにリハビリを提供すると国から決められた金額をもらえます。でも、この金額がめちゃくちゃ低い。理学療法(運動器)で1単位245点。つまり2,450円です。

1日6単位取ったとしても14,700円。ここから病院の経費や設備費を引いたら、あなたの給料に回せる分なんて本当に少ないんですよ。

僕も病院で働いてた時に事務長から聞いたけど「PT1人雇うのに年間400万円かかっても、売上は500万円程度」って言われました。利益100万円って、めちゃくちゃ薄利ですよね?

理学療法士の供給過多が招く給料の頭打ち

さらに追い打ちをかけるのが、理学療法士の数が増えすぎてること。

2000年に約3万人だった理学療法士が、2022年には約13万人まで増加。20年で4倍以上です(笑)。養成校も200校以上あって、毎年1万人以上が国家試験に合格してるんです。

需要と供給のバランスが完全に崩れてます。病院側からしたら「嫌なら辞めてもいいよ、代わりはいくらでもいるから」って状況。

実際、僕の知り合いの病院では「経験5年のPTより新卒の方が安くて使いやすい」って理由で、ベテランをリストラした話もあります。これ、マジで怖くないですか?

病院・施設の経営難が職員給与に直撃

そして最後の理由が、医療機関の経営そのものが厳しいってこと。

診療報酬改定のたびに点数は下がるか横ばい。でも、人件費や光熱費は上がり続ける。コロナ禍でさらに患者数も減りました。

厚生労働省のデータによると、医療法人の約3割が赤字経営。介護施設も似たような状況です。経営が苦しければ、当然職員の給料なんて上げられないですよね。

僕がいた回復期病院も、毎年のように「今年は昇給見送り」「ボーナスカット」の連続でした。看護師は夜勤手当があるから何とかなるけど、PTは本当にキツかった。

つまり、理学療法士の給料が安いのは個人の問題じゃなくて、業界全体の構造的な問題なんです。だからこそ、この現実を受け入れた上で、どう対策するかが重要になってきます。

【データで見る】理学療法士の給料は本当に安いのか?

理学療法士の平均年収は約410万円(2023年データ)

まずは現実を見てみましょう。厚生労働省の賃金構造基本統計調査(2023年)によると、理学療法士の平均年収は約410万円です。

月収で言うと約28万円。ボーナス込みでこの金額ですからね。

経験年数別に見ると、こんな感じです:

  • 1〜4年目:年収350〜380万円
  • 5〜9年目:年収380〜420万円
  • 10年目以降:年収420〜450万円

僕も10年目になりましたが、確かにこのデータ通りでした(笑)。昇給が年1〜2万円って職場も多いんじゃないですか?

同年代サラリーマンとの給料格差は年間80万円

でも、これだけ見ても「安い」のか分からないですよね。

同世代の大卒サラリーマンと比べてみると、差がハッキリします。国税庁の民間給与実態統計調査(2023年)だと、30代男性の平均年収は約490万円。

つまり、年間80万円の差があるんです。

この80万円って、結構大きいですよね?月額にすると約6.7万円。家賃1ヶ月分くらいの差になってしまいます。

「国家資格持ってるのに、なんで?」って思うのも当然です。僕も新人の頃、同期の友達と給料の話になって愕然としたことがあります。

職場によって年収200万円の差がある現実

けど、ここからが重要なポイント。

実は理学療法士の給料って、職場によってめちゃくちゃ差があるんです。僕の知り合いのPTたちを見ても:

  • 地方の小規模病院:年収320〜350万円
  • 都市部の急性期病院:年収420〜480万円
  • 訪問リハビリ:年収450〜520万円
  • 大学病院(主任クラス):年収500〜600万円

なんと最大で年収280万円の差があります。

地域格差も無視できません。東京と地方では、同じ経験年数でも50〜100万円違うことがザラ。僕の後輩で熊本から東京に転職した子は、年収が80万円アップしました。

つまり、「理学療法士は給料が安い」って一括りにするのは、ちょっと危険なんです。確かに平均は低めだけど、選択次第で大きく変わる職業でもあります。

あなたの今の年収、この数字と比べてどうですか?もし平均以下なら、転職を検討する価値は十分ありますよ。

給料が安いまま我慢し続けるリスク

実は僕、10年前の新人時代に先輩から言われた言葉が今でも忘れられないんです。

「PTは給料安くて当たり前。やりがいで食べていくんだよ」

でも正直、その考えって危険だと思うんですよね。

「このままじゃ結婚も家も買えない」30代PTの現実

先日、後輩の田中くん(32歳)から相談を受けました。付き合って3年の彼女がいるけど、プロポーズできないって。

「富永さん、僕の手取り22万円で結婚なんて無理ですよね…」

彼の悩み、めちゃくちゃ分かります。僕も20代後半の頃、同じことで悩んでましたから。

実際、理学療法士の平均年収409万円だと、住宅ローンの審査も厳しい。年収の5〜6倍が借入限度額の目安だから、2000万円台前半のマンションがやっとなんです。

これって、かなりキツくないですか?

しかも子供ができたら教育費も必要。大学まで行かせるなら1人あたり1000万円は覚悟しないといけない。

「やりがいがあるから大丈夫」って言ってる場合じゃないんですよ、マジで。

やりがいだけでは食べていけない

僕の同期で、今でも最初の病院にいる山田さん(仮名)がいます。真面目で患者さん思いの素晴らしいセラピスト。

でも最近会った時、なんだか元気がなくて。

「最近、患者さんとの関わりが楽しくないんです。給料のことばかり考えちゃって…」

これ、すごく分かります。経済的な不安があると、どんなにやりがいのある仕事でも集中できなくなるんですよね。

実は給料が安いまま我慢し続けると、こんなリスクがあります:

  • 将来への不安でモチベーション低下
  • スキルアップへの投資ができない(セミナー代、書籍代など)
  • 転職のタイミングを逃してキャリア停滞
  • 家族計画が立てられない

特に怖いのが、30代後半になってから「やっぱり転職したい」と思っても選択肢が少なくなること。

僕が転職支援をしていて感じるのは、35歳を過ぎると求人数がガクッと減るんです。だって企業側も「若くて伸び代のある人材」を欲しがりますから。

「もう少し我慢すれば昇給するかも」って思ってる人、ちょっと待って。

昇給って年間いくらですか?3000円?5000円?それじゃあ10年かかっても月給5万円アップがやっと。

時間は有限です。あなたの人生、このままでいいんですか?

理学療法士が給料を上げる5つの現実的な方法

でも安心してください。理学療法士でも年収を上げる方法は確実にあります。僕が10年間の臨床経験で見てきた、現実的で効果的な方法を5つ紹介しますね。

1. 転職で年収100万円アップは十分可能

これ、マジで一番手っ取り早い方法です。僕の知り合いで、回復期病院から訪問リハビリに転職して年収が320万円から420万円になった人がいます。

特に訪問リハビリや老健施設は給料が高め。急性期病院で280万円だった後輩が、訪問に移って380万円になった例も。転職って、本当に人生変えるんですよ。

  • 訪問リハビリ:年収350〜450万円
  • 老健・特養:年収320〜400万円
  • クリニック(自費診療):年収400〜500万円

2. 副業で月5万円プラスする方法

「副業禁止だから…」って諦めてませんか?実は医療職は副業OKな職場も多いんです。

僕の同期は週末だけ他の病院でバイトして、月6万円稼いでます。年間72万円のプラス。これだけで軽自動車1台分ですよ(笑)

  • 週末バイト:月5〜8万円
  • オンライン指導:月3〜5万円
  • 執筆・講師業:月2〜10万円

3. 専門資格で市場価値を高める

認定理学療法士や専門理学療法士、取得してますか?「意味ない」って言う人もいるけど、実際は違います。

呼吸器認定を取った先輩は、ICU専従PTとして年収が50万円アップしました。資格は確実にあなたの武器になります。

  • 認定・専門理学療法士
  • 心臓リハビリテーション指導士
  • がんリハビリテーション研修修了
  • 住環境コーディネーター

4. 管理職になって年収500万円を目指す

「管理職なんて面倒くさい」って思ってませんか?でも現実問題、これが一番確実な年収アップ方法なんです。

主任で年収380万円、係長で420万円、課長で480万円。うちの病院の実例です。管理職手当だけで月3〜5万円は変わってきます。

5. 独立・開業という選択肢

これは上級者向けだけど、自費のリハビリサロンや整体院を開業する道もあります。成功すれば年収1000万円も夢じゃない。

ただし、リスクも大きいです。僕の知り合いで開業した人は、最初の2年間は年収200万円台でした。でも3年目から軌道に乗って、今は年収800万円。

どの方法を選ぶかはあなた次第。でも一つ言えるのは、行動しなければ何も変わらないってことです。

転職で年収アップに成功したPT3人の体験談

Aさん(28歳):病院→訪問で年収350→480万円

「もうこれ以上病院にいても昇給なんて期待できない」

そう言って転職を決意したのがAさん。PT5年目で年収350万円って、正直キツいですよね。

病院では回復期病棟で働いてたんですが、1日18〜20単位取っても給料は全然上がらない。残業代も出ないし、ボーナスも雀の涙程度(笑)

で、思い切って訪問リハビリに転職したんです。最初は不安だったそうですが、結果的に年収130万円アップ。

「訪問は件数に応じてインセンティブがもらえるから、やった分だけ給料に反映されるんです」とAさん。

確かに訪問は体力的にハードだけど、病院の理不尽な人間関係から解放されて、精神的にも楽になったって言ってました。

Bさん(32歳):地方→東京で年収320→420万円

次は地方から都市部への転職パターン。

Bさんは九州の病院でPT8年やってたんですが、年収が320万円で頭打ち。「このままじゃ家族を養えない」って危機感を感じて、東京の回復期病院に転職しました。

地方と都市部の給料差って、想像以上に大きいんですよね。同じ仕事内容なのに年収100万円の差があるって、なんか理不尽だなって思いません?

でも家賃が高いから手取りはそんなに変わらないんじゃ…って思うかもしれません。

けどBさんの場合、住宅手当が月5万円出たのと、都市部の方が転職の選択肢が多いから、将来的にはもっと年収アップが期待できるそうです。

「地方にいたら選択肢が限られるけど、東京なら訪問でも企業でも何でもある」ってBさんが言ってたのが印象的でした。

Cさん(35歳):医療機器メーカーで年収600万円達成

最後は一番攻めた転職パターン。

Cさんは病院でPT10年やった後、医療機器メーカーの営業職に転職。年収は一気に600万円になったそうです。

「えっ、PTじゃなくなっちゃうの?」って思うかもしれませんが、実はPTの知識を活かせる企業って結構あるんですよ。

医療機器メーカーでは、リハビリ機器の提案営業をやってるそうで、現場経験があるから医師や他のPTとの話が弾むんだとか。

「PTとして現場にいた経験があるからこそ、どんな機器が必要かわかるし、説得力もある」ってCさん。

確かに営業って聞くとハードルが高そうだけど、あなたが10年培ってきた専門知識は、実は企業でも十分武器になるんです。

この3人に共通してるのは、現状に満足せずに一歩踏み出したってこと。みんな最初は不安だったそうですが、結果的に年収も働きがいもアップしてます。

給料アップを目指すなら、まずは転職市場を知ることから

でも実際に行動を起こすって、なかなか勇気いりますよね?

僕もそうでした。10年前の自分は「今の職場、給料安いけどまあ仕方ないか」って諦めモードでしたから(笑)

「転職する気はないけど」でも情報収集は大切

ここで声を大にして言いたいのが、転職する気がなくても転職サイトは見ておけってこと。

なぜかって?あなたの市場価値がわかるからです。

僕の知り合いのPTで、「うちの病院、給料安いから転職しようかな」って言ってた人がいたんです。でも実際に転職エージェントに相談してみたら、「今の条件、地域の相場より高いですよ」って言われてびっくり。結局転職しませんでした。

逆に、「まあこんなもんでしょ」って思ってた別の友人は、転職サイトで同じような条件の求人が月3万円高いのを見つけて、結果的に転職成功。

情報って大事ですよね。

高給与求人を見つけるコツ

転職サイトを見るときのポイントをお話しします。

  • 基本給と諸手当を分けて見る(残業代込みの求人は要注意)
  • 昇給実績を必ずチェック(「昇給あり」だけじゃダメ)
  • 賞与の支給実績(「◯ヶ月分」の根拠を確認)
  • 退職金制度の有無(長期的な収入に大きく影響)

特に気をつけてほしいのが、求人票の「想定年収」。これ、残業代や各種手当込みの場合が多いんです。

僕が転職エージェントの人から聞いた話だと、「年収450万円」って書いてあっても、実際の基本給は280万円で、あとは残業代と夜勤手当って求人もあるそうです。これじゃあ働き方によって収入が大きく変わっちゃいますよね。

面接での給料交渉、どこまでやっていい?

「給料の話って、面接でしていいの?」って質問、よく受けます。

答えは「やり方次第で全然OK」です。

ただし、いきなり「給料上げてください」は印象悪い。僕がおすすめするのは、こんな感じ。

「現在の経験やスキルを考慮していただいた場合、どの程度の条件になりますでしょうか?」

これなら自然ですし、相手も答えやすい。実際に僕の後輩がこの聞き方で、提示額より月2万円アップした事例もあります。

でもぶっちゃけ、給料交渉って一人でやるのは結構しんどいんですよね。だから転職エージェントを使うのがおすすめ。彼らはプロだから、あなたの代わりに条件交渉してくれます。

理学療法士の給料アップに強い転職エージェント3選

転職エージェントって言っても、どこを選べばいいか迷いますよね?僕も最初は適当に選んで失敗したことがあります(笑)。なので、実際に使ってみて良かったエージェントを3つ紹介しますね。

レバウェルリハビリ:高給与求人数No.1

ここは高給与案件の数がマジで多いです。年収400万円以上の求人が全体の6割以上。僕の知り合いのPTも、ここ経由で年収50万アップを実現してました。

担当者が元リハビリ職なのも嬉しいポイント。現場のことを分かってるから話が早いんです。「このレベルの経験なら、もっと高い給料もらえますよ」って具体的にアドバイスしてくれます。

デメリットは都市部の求人が中心なこと。地方在住の人には選択肢が少ないかも。でも質の高い求人を狙うなら、まず登録すべきエージェントですね。

PTOTSTワーカー:地方転職に強い

地方で転職するならPTOTSTワーカー一択です。

富永康太

この記事を書いた人

富永康太(元理学療法士)

臨床経験10年以上。現在はDOPグループ代表として、リハビリ職の転職・キャリア支援に携わる。「給料が安い」「転職が不安」——そんなPT・OT・STの悩みに、現場を知る人間として本音でお答えします。

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