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訪問リハビリの年収ランキング|PT経験者が語る稼げる職場の選び方

2026 4/14
給料・年収
2026年4月12日2026年4月14日

「訪問リハビリって、実際どれくらい稼げるの?」

📌 この記事では訪問リハビリの年収を職場別・地域別のランキング形式で比較しています。年収相場のデータはこちら、年収500万超えの戦略はこちらをご覧ください。

病院勤務を続けながら、なんとなくこの疑問が頭から離れない人、多いんじゃないでしょうか。僕自身、新卒で入った整形外科クリニックでは手取り18万円でした。正直、「国家資格まで取ってこれか…」と何度も思いました。で、周りを見渡すと、訪問リハビリに転職した同期がいつの間にか年収100万アップしていたりする。これ、本当の話です。でも一方で、「訪問は稼げるって聞いたけど、ブラックも多いんでしょ?」という声もよく聞きます。実際、当たり外れが激しいのも事実なんですよね。だからこそ、運営母体や地域、インセンティブ制度の仕組みをちゃんと理解しておくことが大切になってきます。元PTとして10年以上現場を見てきた経験と、転職サイトを運営する中で集めたリアルな情報をもとに、訪問リハビリの年収事情を包み隠さずお伝えします。

目次

訪問リハビリPTの年収相場|病院勤務との差額を公開

まず最初に、訪問リハビリPTがどれくらい稼いでいるのか、具体的な数字から見ていきます。ネットで調べると色んな数字が出てきますが、ここでは厚労省のデータと実際の求人情報を照らし合わせた現実的な相場をお伝えしますね。

全国平均と病院勤務の比較データ

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、理学療法士全体の平均年収は約430万円。ただ、これは病院・クリニック・介護施設などすべてを含んだ数字です。

じゃあ訪問リハビリに絞るとどうなるか。

複数の転職サイトの求人データを見ると、訪問リハビリPTの年収は380万〜550万円がボリュームゾーン。中央値で考えると450万〜480万円あたりになります。病院勤務の平均が400万〜420万円程度なので、単純比較で50万〜80万円ほど高い計算になりますね。

これ、本当に多い相談です。

「病院で5年働いても年収ほとんど変わらないんですけど、訪問に行ったら上がりますか?」って。答えは、職場選びを間違えなければYESです。以前勤めていた整形外科クリニックで、5年目のPTが転職して年収100万アップしたんです。そのとき「環境を変えるだけでこんなに変わるのか」と衝撃を受けました。彼は特別なスキルがあったわけじゃない。ただ、インセンティブ制度がしっかりした訪問看護ステーションを選んだだけ。

経験年数別の年収目安

経験年数によっても相場は変わってきます。ざっくりですが、こんな感じ。

経験3〜5年だと400万〜450万円、経験6〜10年で450万〜500万円、10年以上になると500万〜550万円。管理者になれば600万円を超えるケースも珍しくありません。

ただし、ここで注意してほしいのは、訪問リハビリの年収は経験年数よりも「訪問件数」と「インセンティブの有無」で決まる部分が大きいということ。極端な話、経験3年でも月90件訪問してインセンティブをガッツリもらっている人は、経験10年で月60件しか回れない人より稼いでいたりします。

病院だと年功序列的な給与体系が多いですが、訪問は良くも悪くも実力主義。だから「若いうちから稼ぎたい」という人には向いているし、「安定して少しずつ上がっていきたい」という人には合わない場合もある。どっちがいいかは人によりますよね。

【年収ランキング】運営母体別で見る訪問リハビリの給与水準

訪問リハビリと一口に言っても、運営母体によって給与水準はかなり違います。ここが転職で失敗しやすいポイントなので、しっかり押さえておいてください。

1位:訪問看護ステーション(医療法人系)

年収レンジ:450万〜600万円

最も高年収を狙いやすいのが、医療法人が運営する訪問看護ステーションです。なぜかというと、医療保険適用の利用者を多く抱えているから。介護保険と比べて単価が高く、その分インセンティブも充実している傾向があります。

熊本で訪問看護STの管理者をやっている知人がいるんですが、彼の年収は580万円。「医療保険の利用者が3割いるから、インセンティブで毎月5万〜8万は上乗せされる」と言っていました。しかも土日はほぼ休み。正直うらやましかった。

医療法人系は母体がしっかりしているので、福利厚生も手厚いケースが多い。退職金制度があったり、研修費用を出してくれたり。長く働くことを考えると、このあたりも大事ですよね。

2位:訪問リハビリ事業所(介護保険事業所)

年収レンジ:400万〜520万円

介護保険の訪問リハビリ事業所は、訪問看護STより少し低めの傾向。これは単純に、介護保険の報酬単価が医療保険より安いからです。

ただ、だからといって選択肢から外すのは早い。

事業所によっては基本給を高めに設定していたり、訪問件数のノルマが緩かったりする。「ガツガツ稼ぐよりも、ワークライフバランスを重視したい」という人には、むしろこっちのほうが合っていたりします。

3位:病院併設型の訪問リハビリ

年収レンジ:380万〜480万円

病院が運営している訪問リハビリ部門は、正直なところ年収面ではあまり期待できません。病院の給与体系がそのまま適用されることが多く、インセンティブ制度がないところも珍しくない。

メリットがあるとすれば、病棟と訪問を兼務できるケースがあること。「訪問に興味あるけど、いきなりガッツリ訪問だけは不安…」という人には、ステップとしてありかもしれません。

番外編:ベンチャー系・株式会社運営の実態

ここは正直、当たり外れが激しい。

うまくいっているところは年収600万円オーバーも可能。一方で、経営が不安定だったり、労務管理がずさんだったりするところも少なくありません。

僕がリハビリ業界に入った頃は、転職=逃げというイメージが強かったです。でも今は全然違います。むしろ積極的にキャリアを考えるのが当たり前の時代です。だからこそ、ベンチャー系に飛び込むのも選択肢としてはあり。ただし、事前の情報収集は必須。「なんかイケてそう」という雰囲気だけで決めると、後悔する可能性が高いです。

地方と都市部で年収が逆転?地域別の意外なデータ

「稼ぐなら東京でしょ」と思っている人、ちょっと待ってください。訪問リハビリに関しては、その常識が当てはまらないケースがあります。

東京・大阪は本当に稼げるのか

確かに東京や大阪は求人数が多い。選択肢が豊富なのは間違いありません。

でも、競争も激しいんですよね。

訪問看護ステーションが乱立しているエリアでは、利用者の取り合いになっている。結果として1人あたりの訪問件数が伸び悩み、インセンティブが思ったほどもらえない…という話をよく聞きます。基本給は高めでも、トータルで見ると地方と変わらない、なんてことも。

それに都市部は家賃が高い。年収500万円でも、家賃に15万取られたら可処分所得は地方の400万円とそんなに変わらない。このあたり、冷静に計算したほうがいいですよ。

地方で年収500万円超えが可能な理由

僕は熊本在住なんですが、九州の訪問リハビリ事情をよく知っています。そして、地方のほうが稼げるケースが実際にある。

理由はシンプルで、車移動が前提だから訪問効率がいいんです。

都市部だと自転車や電動キックボードで移動することも多く、1日の訪問件数は5〜6件が限界。でも地方は車でサクサク移動できるので、7〜8件回れる。移動手当も出るところが多いし、ガソリン代は実費支給。

余談ですが、熊本の阿蘇地域で訪問している知り合いは、訪問先が点在しているから1日の移動距離が100km超えることもあるらしい。大変そうに聞こえますが、「車の中で好きな音楽聴きながら移動できるし、利用者さんとの会話も楽しいから全然苦じゃない」と言っていました。人によってはこういう働き方のほうが合っているかもしれませんね。

あと、地方は人材不足が深刻なので、給与水準を上げてでも採用したいという事業所が多い。「地方だから安い」という思い込みは捨てたほうがいいですよ。

訪問リハビリで年収を上げる5つの現実的な方法

ここからは具体的に、どうすれば年収を上げられるのかを話していきます。机上の空論じゃなくて、実際に使える方法だけを厳選しました。

訪問件数インセンティブの交渉術

インセンティブの条件交渉、できるって知っていましたか?

多くの人は求人票に書かれた条件をそのまま受け入れますが、実は交渉の余地がある。特に入職時が勝負です。「前職では月85件回っていたので、80件からインセンティブが発生する条件でお願いできませんか」みたいに、具体的な実績を示して交渉する。

これ、意外と通ることが多いんです。

採用側からすれば、即戦力が欲しいわけで、多少条件を譲ってでも来てほしいと思っている。もちろん全部が全部うまくいくわけじゃないですが、言わなきゃゼロ。言えば通る可能性がある。どっちを選びますか?

オンコール手当・休日対応で差をつける

訪問看護ステーションではオンコール当番があるところも多いです。これを嫌がる人が多いんですが、逆に言えばチャンス。

オンコール手当は1回2,000〜5,000円。月に4〜5回担当すれば、それだけで1万〜2万5千円の上乗せになります。年間で12万〜30万円。バカにできない金額ですよね。

休日対応も同様。土日に訪問できるPTは重宝されます。家庭の事情で難しい人も多いので、対応できるだけで差別化になる。

管理者ポジションを狙う

訪問リハビリで年収600万円を超えたいなら、管理者を狙うのが最も現実的です。

管理者手当は月3万〜5万円が相場。年間で36万〜60万円のプラス。さらに管理者になると、インセンティブの条件が緩くなったり、別途ボーナスがついたりするケースもあります。僕の知人で管理者になってから年収が70万円上がったという人もいます。

「管理職とか向いてない…」という人もいるかもしれませんが、訪問リハビリの管理者は病院の科長みたいに大勢をまとめるわけじゃない。せいぜい5〜10人程度のチームを見るだけ。シフト調整と書類管理が主な仕事で、そこまでハードルは高くないですよ。

副業との組み合わせ

訪問リハビリは比較的時間の融通がききやすいので、副業との相性がいい。

平日の夜にオンラインで健康相談の仕事をしたり、土日にセミナー講師をしたり。僕の周りでも、訪問+副業で年収700万円超えている人がいます。本業だけで稼ごうとすると限界があるので、こういう発想も大事だと思います。

転職で一気に年収を上げる

ぶっちゃけ、今の職場で年収を上げるのが難しいなら、転職してしまうのが一番早い。

同期のPTで、病院から訪問に転職して年収100万アップした人がいます。彼は特にスキルアップしたわけでもなく、資格を取ったわけでもない。単純に、年収水準の高い職場に移っただけ。

同じ仕事をしていても、場所が違うだけで100万円変わる。

これ、マジでもったいないと思いませんか?

年収だけで選ぶと後悔する|訪問リハビリ転職の落とし穴

ここまで年収の話をしてきましたが、大事な注意点があります。高年収に見える求人には、裏があることも多い。

インセンティブ詐欺の見分け方

求人票に「年収例:550万円(インセンティブ込み)」と書いてあったとします。でもこれ、達成できる人がほとんどいない条件で計算されていたらどうでしょう。

実際にあった話です。

PT時代の後輩が「年収520万円」という求人に飛びついて転職したんですが、入ってみたらインセンティブの発生条件が「月95件以上」だった。現実的に95件なんて回れるわけがなく、結局もらえたのは基本給だけ。年収は380万円にしかならなかったそうです。

入ってみたら話が違った、というやつです。

これを避けるには、面接で「実際にインセンティブを満額もらっている人は何割くらいですか?」と聞くこと。この質問に対してしどろもどろになるようなら、その職場は避けたほうがいい。

移動時間が給与に含まれない職場の罠

これも本当に多いトラブルです。

訪問リハビリは移動が必須。でも、その移動時間を労働時間としてカウントしない事業所があるんです。法的にはグレーというか、ほぼアウトなんですが、現実としてそういう職場は存在する。

例えば、1日6件訪問して、訪問1件あたり40分。純粋な訪問時間は4時間。でも移動に3時間かかっている。まともな職場なら7時間労働として扱われますが、ブラックな事業所だと「訪問した時間しか給与に反映しない」と言い張る。時給換算するとコンビニバイト以下…なんてことも。

僕はこういう話を聞くたびに、正直怒りを感じます。せっかく国家資格を持って働いているのに、そんな扱いを受けるなんておかしいでしょう。

求人票だけでは見抜けないので、面接で「移動時間は労働時間に含まれますか?」と必ず確認してください。

訪問リハビリへの転職で失敗しないための情報収集法

ここまで読んで、「じゃあどうやって良い職場を見つければいいの?」と思った人も多いはず。最後に、失敗しないための情報収集のコツをお伝えします。

求人票の読み方|チェックすべき3つの項目

求人票を見るとき、最低でもこの3つはチェックしてください。

1つ目は、インセンティブの発生条件。「月◯件以上で1件あたり◯円」という具体的な記載があるかどうか。曖昧な書き方をしているところは要注意。

2つ目は、移動時間の扱い。「移動時間は勤務時間に含む」と明記されているか。書いていない場合は面接で確認必須です。

3つ目は、昇給実績。「昇給年1回」とだけ書いてあっても、実際に上がっているかはわからない。「昨年実績:平均3,000円」など具体的な数字があると信頼できます。

転職エージェントを使うメリット

正直、自分で調べるのには限界があります。求人票に書いてあることが本当かどうか、外からはわからないことが多いから。

だから僕は、転職エージェントの活用をおすすめしています。

エージェントは実際にその職場に人を送り込んでいるので、内部の情報を持っている。「あの事業所は離職率が高い」「ここは管理者がしっかりしていて働きやすい」といったリアルな話が聞ける。

特にリハビリ職専門のレバウェルリハビリは、訪問リハビリの求人に強い。インセンティブの実態や、実際に働いている人の声など、求人票だけではわからない情報を教えてもらえます。無料で登録できて、相談だけでもOK。転職するかどうか迷っている段階でも使えるので、情報収集の手段として活用するのはありだと思います。登録は3分で終わりますよ。

よくある質問

訪問リハビリのPTで年収600万円は現実的ですか?

管理者ポジションに就くか、インセンティブが充実した訪問看護ステーションなら十分可能です。ただし、訪問件数は月100件前後が必要になるケースが多い。僕の知人は管理者になって580万円、インセンティブと合わせて620万円もらっています。

訪問リハビリ未経験でも転職できますか?

臨床経験が3年以上あれば、訪問未経験でも採用されるところは多いです。最初はインセンティブより固定給が高めの職場を選ぶのがおすすめ。慣れるまでは件数を稼ぐのが難しいので、固定給で安定させたほうがいい。

訪問看護ステーションと訪問リハビリ事業所、どっちが年収高い?

一般的には訪問看護ステーションのほうが高い傾向にあります。医療保険の対応で単価が高く、インセンティブも手厚いケースが多いから。ただ、事業所によっては逆転もあるので、個別に確認するのがベスト。

訪問リハビリのインセンティブ相場はいくら?

1件あたり1,500〜3,000円が相場です。月80件以上訪問すると支給が始まるパターンが多いですね。つまり80件を超えた分に対して1件1,500〜3,000円が上乗せされる計算。月90件回れば、追加で1万5千〜3万円になります。

まとめ

訪問リハビリは、職場選びさえ間違えなければ病院勤務より50万〜100万円高い年収が狙える領域です。運営母体、地域、インセンティブ制度をしっかり見極めることがカギになります。「今の職場で頑張り続ける」のも選択肢ですが、環境を変えるだけで同じ仕事でも年収が大きく変わる。その可能性を知った上で、どうするか決めてほしいと思います。

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富永康太

この記事を書いた人

富永康太(元理学療法士)

臨床経験10年以上。現在はDOPグループ代表として、リハビリ職の転職・キャリア支援に携わる。「給料が安い」「転職が不安」——そんなPT・OT・STの悩みに、現場を知る人間として本音でお答えします。

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